アメリカ国立電波天文台(National Radio Astronomy Observatory、以下NRAO)が撮影した、宇宙空間においてもっとも温度の低い場所として知られる「ブーメラン星雲」の画像が、マルチプレイ人狼ゲーム『Among Us』のクルーの姿に酷似しているとして話題を集めている。
space is so beautiful https://t.co/liGwMajPi7
— Among Us 🚀 PAX West (@AmongUsGame) February 8, 2022
注目のきっかけとなったのは、2月9日(水)に投稿された同作の公式Twitterアカウントによるツイート。「宇宙はなんて美しいのでしょう」とシンプルな一言が置かれているが、プロフィールのアイコン画像と見比べてみればその意図は明らかだ。
画像自体は2013年に撮影されたものだが、NRAOの公式Twitterが「今週の一枚」として何気なく投稿したことで、ネットユーザーの目に留まり『Among Us』運営チームの知れるところとなった。
同作アカウントのツイートへは多数のコメントが殺到し、すでに大喜利の様相を呈している。「追放されたクルーはやがてこうなります」、「これがマーケティングの力です」といったユーモアあふれる返信を次々と返す機敏な動きに、開発スタジオInnnerSlothによるファンの心を掴むコミュニティ運営の底力が垣間見える。
crewmate marketing is hardcore
— Among Us 🚀 PAX West (@AmongUsGame) February 8, 2022
作中の随所に他のエンタメ作品やネットミームなどの元ネタを仕込んでいることでもおなじみの『Among Us』だが、実際にこの画像を参考にクルーがデザインされたかの真偽は明らかとなっておらず、広大な宇宙で生まれた奇跡的な一致と信じてみるのも一興といえるだろう。