NHKは2月20日(日)、ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル 仕事の流儀』において、バーチャル・シンガーの「初音ミク」に迫る特集回を3月1日(火)に放送するとTwitterを通じて発表した。
【解禁】#プロフェッショナルで初音ミク
— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) February 20, 2022
3月1日(火)22時30分からの #プロフェッショナル は「究極の歌姫 バーチャル・シンガー 初音ミク」。
日本の音楽シーンに衝撃を与えた16歳はどのように生まれ、何を変えたのか。多くの人の想いから、流儀に迫ります。
(100越え、あっという間でした…) pic.twitter.com/SslqRelQ76
初音ミクは、ヤマハが開発した音声合成技術「VOCALOID」(ボーカロイド)を元にクリプトン・フューチャー・メディアから発売されているボーカル用音源および少女をモチーフとしたキャラクター。2007年の誕生以降、インターネット上で楽曲制作をはじめとする創作活動シーンに多大な貢献を果たし、音楽家の渋谷慶一郎氏らによるボーカロイド・オペラ 『THE END』が国内外の主要な劇場で上演されるなど芸術面でも高く評価されている。
特定の仕事や分野で活躍する者にスポットを当て、その舞台裏を克明に描きだす密着取材に定評のある同番組だが、架空のキャラクターが取り上げられる機会は極めて珍しい。発表ツイートには一晩で1万5000件近い「いいね」が付くなど大きな反響が寄せられているほか、情報解禁に先がけたキャンペーンへの参加を促す投稿へは、番組側の期待をはるかに上回るコメントの数々が届いた模様だ。
https://twitter.com/nhk_proff/status/1495186513281302528
番組内容の詳細については執筆時点で明らかとなっていないが、ツイートに添付された予告動画にはVOCALOID開発時のコードネームである「DAISYプロジェクト」を率いた剣持秀紀氏、クリプトン・フューチャー・メディアで初音ミクの企画責任者を務めた佐々木渉氏、ボカロPとして初音ミクの声をアレンジし数々の名曲を送り出してきたDECO*27氏らが登場し、それぞれの立場から自身との関わりを振り返る発言を残している。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』初音ミク特集回は、3月1日(火)の22時30分よりNHK総合にて放送予定だ。