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リメイク版『Dead Space』が2023年初旬に発売決定。「呼吸音」と「心拍音」を主人公と同年齢から男性からの研究結果をゲームに反映したオーディオシステムも明らかに

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 Motive Studiosは、3月12日に情報番組「『Dead Space』 | 恐怖のサウンドを生み出した | オーディオ開発者ライブ配信」を放送し、その中でリメイク版『Dead Space』2023年初旬に発売すると発表した。

 リメイク版『Dead Space』 は、2008年に発売されたサバイバルホラー作品のリメイクだ。『バトルフィールド5』などで使われたFrostbiteゲームエンジンと次世代機のパワーを使って、再構築している。開発を手がけるのは『スター・ウォーズ バトルフロントII』を手掛けたMotive Studiosだ。

 ゲームはオリジナルのビジュアルを忠実に再現しつつ、より臨場感のあるものにしている。またゲームプレイの改善も実施している。

 今回は情報番組「『Dead Space』 | 恐怖のサウンドを生み出した | オーディオ開発者ライブ配信」では、本作の「」にフォーカスをあてた内容になっており、さらにグレードアップした本作の音響演出を紹介した。

 特に今回は、金属の壁では音は通さないが、ガラスの窓では比較的、音を通すなど、ゲーム中に発する音がオブジェクトに反射する音響のシステムを搭載されていることが明らかになっている。材質に加えて、音が反響して聞き手に到達するまでの距離や時間なども考慮されているようだ。

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(画像はYouTube「Dead Space _ Audio Occlusion _ Audio Deep-Dive Part 2 (2022)」より)
リメイク版『デッド・スペース』は2023年初旬に発売へ_002
(画像はYouTube「Dead Space _ Audio Occlusion _ Audio Deep-Dive Part 2 (2022)」より)

 またオリジナルにもあった、主人公アイザックの「呼吸音」と「心拍音」もパワーアップされており、主人公と一体となった没入感あるホラー体験をさらに良質なものとしているという。

 たとえば酸素が欠乏した状態から、酸素がある状態に戻ると「呼吸音」が正常に戻っていく様子は、負傷や疲労レベル、危機的状況のアドレナリンなどを考慮しながら、呼吸音や心拍音が違和感なく整えられるものとなっているとのこと。

 主人公アイザックは43歳という設定なため、実際に同じ年齢層の男性の平均心拍数と呼吸数を研究した結果が反映されているという。

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(画像はYouTube「Dead Space _ Audio Occlusion _ Audio Deep-Dive Part 2 (2022)」より)
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(画像はYouTube「Dead Space _ Audio Occlusion _ Audio Deep-Dive Part 2 (2022)」より)

 またリメイク版『Dead Space』が2023年初頭に発売することも明かされている。日本語版のアナウンスはされていないが、オリジナル版は日本語版が発売されなかった本作。今度こそは『Dead Space』の日本語版の発売に期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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