荒木飛呂彦氏が手がける人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』(以下、ジョジョ)の登場人物「岸部露伴」をモチーフとした化粧まわしを身に着け土俵入りしたとして、木瀬部屋所属の現役力士「志摩ノ海」が話題となっている。
<初日の様子>
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) March 13, 2022
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同氏は3月13日(日)、大阪府立体育会館で開催された大相撲春場所の初日において、前面に岸部露伴の表情のアップと作中の名セリフ「だが断る」を縫い付けた化粧まわしを着用して登場。化粧まわしの上部へは『ジョジョ』シリーズで強調の意味を持つ演出効果を踏襲し、氏の四股名の読み方を表した「シマノウミィイ~~」の文字が施されている。
大相撲の土俵入りは各力士が思い思いのデザインを披露する華やかな場として知られ、2017年には元横綱の「稀勢の里」が『北斗の拳』に登場する「ラオウ」をモチーフとした化粧まわしを身に着けたことでも注目を集めた。
前頭十枚目の志摩ノ海は日本相撲協会公式サイトに掲載されているプロフィールにて、「好きなマンガ・アニメ・映画」の問いに対し『ジョジョ』をお気に入りの作品として挙げている。同協会が投稿したツイートの画像は、一晩で3万件を超える「いいね」が付くなどSNSを大いに賑わせる形となった。
なおこの日の取り組みでは、ブルガリア出身の力士「碧山」に寄り切りで敗北を喫する結果となった。『ジョジョ』第4部をはじめスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』などで、数々の窮地に巻き込まれながらも機転を利かせて乗り切ってきた岸部露伴さながらの手に汗握る今後の活躍に期待したい。