いま読まれている記事

『星のカービィ スーパーデラックス』のアレンジ楽曲が第64回グラミー賞を受賞。「メタナイトの逆襲」をビッグバンドがカバー

article-thumbnail-220404f

 THE RECORDING ACADEMYは、第64回グラミー賞にて『星のカービィ スーパーデラックス』の楽曲をカバーしたThe 8-Bit Big Bandによる「Meta Knight’s Revenge – Fusion Big Band version ft. Button Masher」が、「ベストアレンジ(インストおよびアカペラ部門)」を受賞したと発表した。

 今回、世界でもっとも権威ある音楽賞のひとつ「グラミー賞」を受賞したのは1996年にスーパーファミコン向けに発売した『星のカービィ スーパーデラックス』から、「メタナイトの逆襲」というゲームモードで流れるいくつかの楽曲をThe 8-Bit Big Bandがカバーしたもの。

『星のカービィ スーパーデラックス』のアレンジ楽曲が第64回グラミー賞を受賞_001
(画像はYouTube「【ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン】星のカービィ スーパーデラックス」より)
『星のカービィ スーパーデラックス』のアレンジ楽曲が第64回グラミー賞を受賞_002
(画像はYouTube「【ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン】星のカービィ スーパーデラックス」より)
『星のカービィ スーパーデラックス』のアレンジ楽曲が第64回グラミー賞を受賞_003
(画像はYouTube「【ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン】星のカービィ スーパーデラックス」より)

 「メタナイトの逆襲」のメドレーは、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にもアレンジして使われており、原曲は1作目から『星のカービィ』シリーズの音楽を担当してきた作曲家の石川淳氏が制作。今回のThe 8-Bit Big Bandによるカバーはビッグバンド形式でカバーしている。

 The 8-Bit Big Bandは、ニューヨークを中心に活動している30から65人のメンバーで構成されるジャズ、ポップスのオーケストラバンド。あらゆる時代のゲーム音楽を大編成のジャズ、ポップ、ロックにアレンジするために結成された。

 これまで『ゼルダの伝説』や『スーパーマリオ64』、『F-ZERO』、『ポータル』、『ソニック』シリーズなど多彩なゲーム音楽をカバーしている。「メタナイトの逆襲」のアレンジ楽曲はThe 8-Bit Big BandのYouTube公式チャンネルにて、確認できる。

 ビデオゲームの楽曲がグラミー賞に受賞したのは2011年の『シヴィライゼーション4』の「Baba Yetu」以来で、『風ノ旅ビト』や『Call of Duty: Black Ops 2』がノミネートされたことはあるものの、受賞には至っていなかった。それだけに今回の受賞は快挙といえるだろう。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ