THE RECORDING ACADEMYは、第64回グラミー賞にて『星のカービィ スーパーデラックス』の楽曲をカバーしたThe 8-Bit Big Bandによる「Meta Knight’s Revenge – Fusion Big Band version ft. Button Masher」が、「ベストアレンジ(インストおよびアカペラ部門)」を受賞したと発表した。
Congrats Best Arrangement, Instrumental Or A Cappella winner –
— Recording Academy / GRAMMYs (@RecordingAcad) April 3, 2022
"Meta Knight’s Revenge (From “Kirby Superstar”)" @CRosenMusic & Jake Silverman
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今回、世界でもっとも権威ある音楽賞のひとつ「グラミー賞」を受賞したのは1996年にスーパーファミコン向けに発売した『星のカービィ スーパーデラックス』から、「メタナイトの逆襲」というゲームモードで流れるいくつかの楽曲をThe 8-Bit Big Bandがカバーしたもの。
「メタナイトの逆襲」のメドレーは、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にもアレンジして使われており、原曲は1作目から『星のカービィ』シリーズの音楽を担当してきた作曲家の石川淳氏が制作。今回のThe 8-Bit Big Bandによるカバーはビッグバンド形式でカバーしている。
The 8-Bit Big Bandは、ニューヨークを中心に活動している30から65人のメンバーで構成されるジャズ、ポップスのオーケストラバンド。あらゆる時代のゲーム音楽を大編成のジャズ、ポップ、ロックにアレンジするために結成された。
これまで『ゼルダの伝説』や『スーパーマリオ64』、『F-ZERO』、『ポータル』、『ソニック』シリーズなど多彩なゲーム音楽をカバーしている。「メタナイトの逆襲」のアレンジ楽曲はThe 8-Bit Big BandのYouTube公式チャンネルにて、確認できる。
ビデオゲームの楽曲がグラミー賞に受賞したのは2011年の『シヴィライゼーション4』の「Baba Yetu」以来で、『風ノ旅ビト』や『Call of Duty: Black Ops 2』がノミネートされたことはあるものの、受賞には至っていなかった。それだけに今回の受賞は快挙といえるだろう。