販売元のPLAYSMは4月5日(火)、『REPLICA』、『リーガルダンジョン』のPS4、Xbox One/Xbox Series X|S版を配信開始した。
両作品は、いずれも韓国の個人インディーゲーム開発者「Somi」氏が展開する「罪悪感三部作」にふくまれるものだ。
シリーズの1作目である『REPLICA』は、ゲームのすべてが「見知らぬ他人の携帯電話のなかにある私生活を覗く」ことで進むという、独特のディストピアアドベンチャー。プレイヤーは国家の保安部による監視のもと携帯電話をハッキングし、内部に残されたテロ容疑の証拠を探していく。
かかってくる電話への対応ひとつだけでもプレイヤーの運命は大きく変化し、全12種類ものエンディングが待ち受けているという。
一方、「罪悪感三部作」の2作目にあたる『リーガルダンジョン』は、「検察への意見書類を作成する」ことでゲームが進む。プレイヤーは新人女性警部補「清崎蒼」となり、供述書や判例などのテキストを読みつつキーワードを選び、ダンジョンRPGのバトル形式で被疑者とのやり取りを交えながら意見書を完成させる。
侮辱や窃盗、殺人などさまざまな事件を扱うなかで、検察へ被疑者の起訴書類を送るのか、不起訴にする意見書を送るのかはプレイヤーの選択次第。もちろん決定は被疑者や蒼の人生に影響を与え、物語は分岐していく。
起訴件数が多ければ警察内における「成果ランク」は上がるが、裁判所の判決と一致しなければ「法機関評価ランク」は下がってしまう。いずれの評価も低すぎればゲームオーバーとなってしまうので、正義を貫くのか、自分の名や立場を守るのか、常に判断が迫られる作品となっているようだ。
なお『リーガルダンジョン』については、日本語ローカライズを『グノーシア』や『メゾン・ド・魔王』の開発チームであるプチデポットが担当した。Nintendo Switch版のキービジュアルには、プチデポットのことり氏による描きおろしイラストが用いられている。
『REPLICA』および『リーガルダンジョン』のPS4、Xbox One/Xbox Series X|S版は現在配信中。価格は『REPLICA』が498円(税込)、『リーガルダンジョン』が980円(税込)となる。
今回の配信開始にあわせ、『リーガルダンジョン』のローカライズを担当したプチデポットからはコメントも寄せられた。詳細については、以下のリリースを参照されたい。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
極上の「罪悪感」を味わえるアドベンチャー、『REPLICA』、『リーガルダンジョン』PS4/Xbox で配信開始!T シャツプレゼントキャンペーンも実施中!
ゲームパブリッシングブランドの『PLAYISM』(https://playism.com/)(運営:株式会社アクティブゲーミングメディア)は、韓国の個人インディーゲーム開発者 Somi 氏が開発する「罪悪感三部作」のうち、『REPLICA』『リーガルダンジョン』の PS4/Xbox 版を本日 4 月 5 日に配信開始したことをお知らせします。発売を記念して、オリジナル T シャツプレゼントキャンペーンも実施中です。
『REPLICA』概要
Replica(レプリカ)』は、韓国の個人インディーゲームデベロッパーSomi 氏の「罪悪感三部作」と称したシリーズの一作目です。ゲームのすべてが“見知らぬ他人の携帯電話の中にある私生活を覗くことで進む”という、一台の携帯電話の画面だけで完結するオリジナリティあふれるゲーム設計と、管理国家によるディストピア的な世界観が高く評価され、PC 版リリース時は数々のアワードを受賞およびノミネートされました。
■『Replica(レプリカ)』授賞/ノミネートアワード一覧
・Independent Games Festival(IGF)2016 優秀デザイン賞
・台北ゲームショウ 2017 グランプリ
・IndieCade2016 インパクト賞
・International Mobile Gaming Awards(IMGA) 2017 ノミネート
・BIC Festival 2016 優秀ナラティブ賞、最優秀ナラティブ賞ノミネート
・Indie Stream Fes2016 最優秀ナラティブ賞、最優秀ゲームデザイン賞
一台の携帯電話の画面でゲームのすべてが完結する、新感覚のディストピアアドベンチャー
「全ては国家にあり、国家以外には何もなく、国家に反抗する者は存在しない」
国家に反抗する者は存在しない」アナタは持ち主の分からない一台の携帯電話を持っています。国家保安部監視の下、アナタは携帯電話の持ち主のアカウントをハッキングし、画像やメール、SNS の記録を覗き見てテロ容疑の証拠を探さなくてはなりません。ロック画面を解除するパスワードは?持ち主の名前は?家族は?SNS のアカウントにもログインしないと…かかってくる電話に出るか出ないか、それだけでもアナタの運命は大きく変化します。たった一台の携帯電話、そして 12 ものエンディングがアナタを待っています。
『REPLICA(レプリカ)』作品情報
■タイトル: REPLICA(レプリカ)
■トレイラー:https://youtu.be/pdhEdrrn8zo
■PSStore https://store.playstation.com/ja-jp/product/UP0969-CUSA28155_00-0000000000000000
■Windows Store https://www.microsoft.com/store/productid/9nkbt9gm697f■開発元: Somi
■発売元: PLAYISM
■ジャンル: インタラクティブノベルアドベンチャーゲーム
■プラットフォーム:PS4/XboxOne/Xbox Series X|S/Windows Store
■発売: 2022 年 4 月 5 日(火)
■価格: 498 円(税込)
■CERO: B
■対応言語: 日本語・英語・簡体字・韓国語・イタリア語・スペイン語・トルコ語・ポーランド語・ドイツ語・ロシア語フランス語・ポルトガル語(ブラジル)
■権利表記: ©2016, 2022 SOMI Inc., Licensed to and published by Active Gaming Media, Inc.
※Microsoft, Xbox Series X、Xbox Series S、Xbox One、Xbox 関連ロゴは米国 Microsoft Corporation
および /またはその関連会社の登録商標または商標です。『リーガルダンジョン』概要
捜査書類を読み解く社会派ミステリーADV。罪とは、どこから生まれるのか。
捜査書類を読み解き、法と証拠で被疑者と戦い、有罪、無罪の意見を提出せよ。
本作は韓国のインディーゲーム開発者 Somi 氏による「罪悪感三部作」の 2 作品目のタイトルです。(1 作目は『REPLICA (レプリカ)』、3 作目は『The Wake』)警察が舞台ですが、ゲームは「検察に提出する意見書類を作成する」ことで進むという異色作です。
ゲームシステム
供述書や判例を読み解き、捜査書類をダンジョン内で作成
プレイヤーは新人女性警部補「清崎蒼」となり、供述書や判例などのテキストを読んで、それを元にキーワードを選んで「ダンジョン」内で被疑者とバトルをし、検察に提出する「意見書」を完成させます。法律や判例など書類作成時に判断に迷う部分は、AI アシスタントの「あおい」が常にガイドしてくれます。なお清崎蒼には「HP」が設定されており、ダンジョン内のバトルで HP がゼロになったり、時間制限付きのバトルでは時間を過ぎたりすると、ゲームオーバーとなります。
被疑者を起訴するも不起訴にするもあなた次第
蒼が扱う事件は、侮辱や窃盗、殺人など様々です。検察へ被疑者の起訴書類を送るのか不起訴の意見書を送るのかは、プレイヤー自身が決定できます。そして、その決定は被疑者の人生はもちろん、蒼の人生にも影響を与え、物語は分岐していきます。
あなたの決断が「評価」につながる
被疑者を起訴すればするほど、警察内における「成果ランク」は上がります。また適用法によって、警察内部でスコア(点数)がつけられており、これが所属する警察署や蒼の評価に影響します。
しかし、あなたの書類をもとに、検察が「起訴/不起訴」を判断します。検察が被疑者を起訴したとしても、裁判所の判決により無罪となることもあります。その判断が一致しない場合、検察や裁判所からのあなたの「法機関評価ランク」は下がってしまいます。警察内の評価、また法機関からの評価、いずれも低すぎるとゲームオーバーとなってします。正義を貫くのか、自分の名を上げるのか。判断に迫られながらあなたは捜査を進めることとなり、様々な罪悪感に苛まれることになるでしょう。
プレイした者の心に問題を突きつける社会派ミステリー
本作最大の魅力は、上述のような特異なゲームシステムをも内包したうえで展開されるそのストーリーテリングにあります。本作のすべての謎を解き明かした時、物語は一つに収束し思わぬ展開を迎えます。硬派な社会派ミステリーやサスペンス好きの方も唸る構成となっています。「ダンジョン」とは何なのか。『リーガルダンジョン』における「真の犯人」とは。すべてを終えた時、開発者 Somi 氏の祈り、あるいは痛みのような「何か」を確かに感じられるでしょう。
ローカライズを手掛けたプチデポットによる描き下ろしキーアート
本作の日本語ローカライズは、『グノーシア』、『メゾン・ド・魔王』開発チームであるプチデポットが手掛けており、 Nintendo Switch 版のキービジュアルは、プチデポット「ことり」氏による描き下ろし作品となります。
プチデポットからのコメント:
リーガルダンジョンは、書類を作るゲームです。主人公は警察の捜査チームのリーダーとして、捜査員たちの報告書や供述書などを読み、容疑者を起訴するか否かの意見書を作ります。
「書類には、人格も感情も存在しない」
ですが、この書類によって容疑者やそのまわりの人々、そして主人公の運命も変わっていくことになります。作者の SOMI さんは、実際に法執行に関わるお仕事をなさっているそうで、ゲームに登場する事件や人物からは、経験に裏打ちされた「強さ」を感じます。そしてこの物語には、強さと共に、SOMI さん自身の「祈り」がこめられています。この「祈り」に触れた我々は、この物語がしっかり届くように、翻訳のお手伝いを申し出ることになりました。別に求められていたわけでも何でもなく、そうすべきだと思ったからです。リーガルダンジョンの翻訳をしている間は、とても実り多く、充実した時間でしたよ。
(ちなみに拙作グノーシアのリリース直前だったので、リーダーには黙ってコッソリやってました)
『リーガルダンジョン』作品情報
■タイトル: リーガルダンジョン
■トレイラー:https://youtu.be/pdhEdrrn8zo
■PSStore https://store.playstation.com/ja-jp/product/UP0969-CUSA28176_00-0000000000000000
■Windows Store https://www.microsoft.com/store/productid/9pjvw1g3g7k3■開発元: Somi
■発売元: PLAYISM
■ジャンル: インタラクティブノベルアドベンチャーゲーム
■プラットフォーム:PS4/XboxOne/Xbox Series X|S/Windows Store
■発売: 2022 年 4 月 5 日(火)
■価格: 980 円(税込)
■レーティング: CERO B ⁺
■対応言語:日本語・英語・簡体字・韓国語
■権利表記:©2016, 2022 SOMI Inc., Licensed to and published by Active Gaming Media, Inc
※Microsoft, Xbox Series X、Xbox Series S、Xbox One、Xbox 関連ロゴは米国 Microsoft Corporation
および /またはその関連会社の登録商標または商標です。2 作品発売記念!オリジナル T シャツプレゼントキャンペーン実施!
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