いま読まれている記事

トビー・フォックス氏が描いた『デルタルーン』のコンセプトアートが突如公開。衝撃のクオリティに多くのファンが騒然、続編チャプターの開発は順調との報告も

article-thumbnail-220518d

 ゲームクリエイターのトビー・フォックス氏は5月17日(火)、開発を手がけるRPG『デルタルーン』について、自身で描いた同作のコンセプトアートをTwitterで公開した

 今回披露された画像は主人公のクリスをはじめ、スージィノエルなど作中のキャラクターらを示したもの。「どうして僕のはこんな見た目なのでしょう」と自嘲を込めた文章とともに投稿しているのは、先立って公開されたテミー・チャン氏のコンセプトアートを踏まえての発言とみられる。

 トビー氏の作品制作においてアーティストの立場で深く関わり続けているテミー氏は5月10日(火)、長らく行方不明となっていた前作『アンダーテイル』のコンセプトアートを発見したとTwitterに投稿。デジタル化による保存自体はされていたものの何かの拍子に見失ってしまった原紙が、スケッチブックに挟まれていたのを偶然見つけたという。

 同ツイートは多数のファンから反響を呼び、「美術館に展示するべき」といった資料としての美術的価値を称えるコメントも寄せられるなど大きな注目を集めた。それから1週間の時を経てトビー氏が公開したのが、冒頭のアート画像だ。

 アート制作のプロフェッショナルであるテミー氏とは専門分野が異なるものの、美術表現のクオリティという観点から見れば両者のコンセプトアートはまったくの別物として捉えることができるだろう。トビー氏もその点には自覚的であるのが、投稿に記された文章からもうかがえる。

 トビー氏のツイートは衝撃とともに勢いよく拡散され、執筆時点ではテミー氏の投稿を上回るリツイート数を獲得している。どちらのコンセプトアートも「味があって素敵だ」と、愛にあふれた反応がおもなようだ。

『DELTARUNE』のコンセプトアートをトビー・フォックス氏が公開_001
(画像は『デルタルーン』公式サイトより)

 なおトビー氏は2021年9月の時点で、手首の痛みによる体調の悪化を報告している。一時期はピアノを弾いて楽曲を制作することはおろか、マウスやキーボードさえも使用できない状態にまでなっていたという。

 同氏はアート画像の公開に続いて、最近の開発の進捗についても言及。配信を予定している『デルタルーン』の続編チャプターに関しては順調に制作が進んでおり、協力者もますます増えたことでトビー氏も快く思っているとの話だ。

 『デルタルーン』は「チャプター1および2」までがPS4Nintendo Switch、PC(Steamitch.io)向けに無料で公開されている。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ