集英社は6月20日、藤本タツキ氏が手がける読み切りの漫画作品『さよなら絵梨』単行本のコミックスカバーを公開した。
あわせて、『さよなら絵梨』の単行本が発売する7月4日、原作を藤本タツキ氏、 漫画を遠田おと氏が手がける短編の読み切り作品『フツーに聞いてくれ』を少年ジャンプ+で配信すると発表した。
『さよなら絵梨』単行本の定価は484円(税込)となる。
【お知らせ】7月4日発売『さよなら絵梨』コミックスカバー本日公開❗️
— 林士平(りんしへい) (@SHIHEILIN) June 19, 2022
&原作・藤本タツキ × 漫画・遠田おと 強烈タッグで贈る 短編読切『フツーに聞いてくれ』も7月4日に少年ジャンプ+で配信決定🌟
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『さよなら絵里』は4月11日(月)にウェブサイトおよびコミックアプリ『少年ジャンプ+』にて公開された全200ページの読み切りだ。
本作は主人公「伊藤優太」が余命わずかな母親を撮影するシーンおよび制作されたドキュメンタリーで幕を開ける。その後、物語は彼の自殺を阻止し、また虜にした同級生の少女「絵里」との交流や映画製作を描いていく。
本作は「映画制作」がモチーフとなっており、映画の画面や絵コンテを想起させる並置されたグリッド状のコマ割りが特徴だ。くわえて、「主人公が被写体を撮影しながら会話する」カットが多用されており、本作は編集および改変されたフィクションと現実を対比的に描写する。
いわば「現実の出来事を題材にしたフィクション」として扱われる本作の劇中劇は、主人公が「登場人物の死」と対峙する行為として登場するため、本作は同じく「現実の出来事を題材にしたフィクション」である藤本タツキ氏の作品『ルックバック』を作者自身が今一度振り返る作品としても読むことができるだろう。
『チェンソーマン』『ルックバック』の藤本タツキ 待望の最新長編読切『さよなら絵梨』本日配信❗️
— 林士平(りんしへい) (@SHIHEILIN) April 10, 2022
200ページ 一挙配信‼️
多くの皆様に読んで頂けたら幸いです。
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今回発売する単行本には、狩猟と共にトランス男性の主人公とジェンダー規範にとらわれた父、友人の交流を描く読み切り作品『にくをはぐ』や『ちはやふる 中学生編』で知られる遠田おと氏と藤本タツキ氏のタッグ作も収録される。
本作はAmazonなどの各ECサイトや書店にて予約受付を開始しているため、興味がある読者は忘れずに注文しておこう。