Q-Gamesは7月8日、PlayStation 5 / PlayStation 4 版『トゥモロー チルドレン フェニックス エディション』の発売日が9月7日に決まったことを発表した。
『トゥモロー チルドレン』はもともと、Q-Gamesが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が2017年まで配信を行っていたオンラインゲームだ。このたび発売される『トゥモロー チルドレン フェニックス エディション』は、Q-GamesがSIEとの権利譲渡契約を交わし、オフラインおよびオンラインでのプレイが可能な買い切りのゲームとして開発されたリバイバル作品となる。
SIEの有するIPが、ゲームの開発元とはいえ他社に譲渡され新作ソフトが提供されるというのはかなり珍しい事態で、Q-Gamesにはこの作品への強い思い入れがあったことがうかがえる。
物語の舞台となるのは、とある実験の失敗により世界のほとんどが「ボイド」と呼ばれる物質に溶けてしまった世界。
主人公である女の子は、残された共産主義国家の「同志」として、ボイド上に時々現れる不思議な島を探索しては、各種資源や人々を復活するカギとなる「マトリョーシカ」を持ち帰り、町の発展と人類の再生をおこなっていく。
また今回の発表では、『フェニックス エディション』で追加される新たな要素も明らかにされた。
ボイドに浮かぶ島を拡張し、さらなるエリアへと挑めるようにする構造物「モノリス」の存在や、新アイテムとして遠くの地形へと飛び移ることができる「フックガン」が追加。また、オンライン上のひとつの町でプレイヤーが協力し、これまで以上に簡単にフレンドとつながることができるようになる「パーティコードシステム」を実装するなど、さまざまな要素が追加されるという。
新たに発表された要素
・改善されたチュートリアルで、模範的な市民になる方法を学ぼう。
・新デザインを含む40以上の島を発見しよう。
・すべての島に新たな要素が追加。
・モノリスを使って島を変形させ、島に隠された秘密を探そう。
・オフラインのシングルプレイでも、同志AIがあなたをサポート。
・オフライン・オンラインどちらでも、同志AIが町の運営をサポート。
・修理や、資源集め、町の防衛など、同志AIの行動に優先順位を設定可能。
・それぞれのプレイヤーが自分自身の町を1つ所有できる。
・パーティコードでフレンドを自分の町に招待しよう。
・フックガンで自由自在に島を移動可能。
・新しい村人が多数登場。
・エネルギー補給所でホバーカーを充電可能。
・新しいライティングとカラー設定が追加。
・新しいボイドパワーが登場。
・新しいコスチュームやバッグをアンロックして、他の同志と差をつけよう。
・バス停にVoidKaの自動販売機を設置、冒険前に能力アップ。
・バッグの中の資源を表示するメニューを追加。
・新しくトロフィーを追加し、プラチナトロフィーに対応。
・他の同志が視認できる機会が増え、より簡単にコラボレーションが可能。
・タッチパッドを上にスワイプすることで、クイックに「いいね」を送れる。
・他の同志の個人住居にプレゼントを届けよう。
・他の同志のテントも復活地点として利用可能。
・マトリョーシカが鳴き声で居場所を教えてくれる。
・冒険や町の運営に役立つヒントを多数追加。
・ゲーム全体のバランスを大幅に見直し、すべてのツールの使用回数をアップ。
・町は永続して発展でき、人口の増加で報酬が得られる。
・それぞれの島につけられたテーマに沿った名称。
・同志の個人住居に新しいデザインを追加。
Q-Gamesは今後、公式TwitterやDiscordなどを通じて、引き続き情報の発信を行っていくとのことだ。
PlayStation 5 / PlayStation 4 版『トゥモロー チルドレン フェニックス エディション』の発売日は9月7日。販売価格は4000円。また発売後2週間は特別な早期購入特典も用意されるとのこと。
その名が示す通り、まさに不死鳥のごとく蘇った本作。この機会に、人類の復興を支える同志として労働にいそしんでみてはいかがだろうか。