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『ヘビーレイン』『Hidden Agenda』開発者の新作アドベンチャーゲーム『As Dusk Falls』が発売開始。愛する者のために何を犠牲にできるのか、プレイヤーの選択が運命を形作る「動くグラフィックノベル」

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 Xbox Game Studiosは、アドベンチャーゲーム『As Dusk Falls』を発売開始した。日本語に対応している。

 対象プラットフォームはXbox Series X|S、Xbox Cloud Gaming(Beta)、PC(Steam、Windows PC)。価格はMicrosoft Storeが税込3200円。Steamが税込3490円。

 またXbox Game Pass、PC Game Passに対応しており、加入者なら発売日から無料でプレイできる。

 『As Dusk Falls』は、30年間にわたるふたつの家族の絡み合った人生を描くインタラクティブ・ドラマ。

 舞台は1998年。アリゾナ州の小さな町で起こった強盗事件がひとつの展開を迎えたところからすべては始まる。ウォーカー家は問題を抱えながら、再出発のためミズーリへと向かう。一方でアリゾナからやってきたホルト家は、多額の借金とトラブルに見舞われていた。この2組の家族は、ある日、道端のモーテルで出会うことになる。

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(画像はSteamより)
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(画像はSteamより)
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(画像はSteamより)

 ゲームは1998年を起点にして、数十年間の物語が2編にわたって描かれるという。犠牲か、生存か。自分の人生を縛る家族からの解放は叶うのか、愛する者のために何を犠牲にできるのか。そして忌まわしい過去を乗り越えられるのか。プレイヤーの選択がキャラクターの運命を形作っていく。

 「動くグラフィックノベル」のようなビジュアルと演出が特徴であり、さまざまな選択肢やQTEによって物語が分岐していく。実際の俳優たちの演技をレンダリングして制作しているという。

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(画像はSteamより)
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(画像はSteamより)

 本作はクアンティックドリームに在籍して『ヘビーレイン』や『BEYOND: Two Souls』を手掛け、その後はソニー・インタラクティブエンタテインメント・アメリカで『Hidden Agenda』を手掛けたクリエイターのキャロライン・マーシャル氏が8年かけて開発した作品。

 また本作は同氏の『Hidden Agenda』のように協力プレイが可能となっているアドベンチャーゲームで、ローカルやオンラインで最大8人のプレイヤーと協力することができる。複数人のプレイヤーが選択肢を多数決として投票し、票が並んだ場合はランダムに選ばれる。

 日本語やXbox Game Passにも対応しているので、気になった人は遊んでみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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