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アントニオ猪木さんを追悼し『グラップラー刃牙外伝』の全200Pページ分が無料配信。ジャイアント馬場さんとアントニオ猪木さんをモデルに「夢の対決」を板垣恵介氏が描く

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 株式会社秋田書店は、2022年10月1日に逝去されたアントニオ猪木さんを偲び、オマージュを捧げたキャラクター「猪狩完至」の活躍を描いた『グラップラー刃牙外伝』をマンガクロスにて、全200Pページ分の無料配信を開始したと発表した。

 『グラップラー刃牙外伝』は、プロレス界の二大巨頭、マウント斗羽とアントニオ猪狩(猪狩寛至)が長年の決着をつけるため、東京ドームで激闘を繰り広げるというストーリー。

 1999年の発刊当時、ジャイアント馬場さんが逝去、アントニオ猪木さんが引退という形でリングから姿を消した。ふたりは幾度となくリングで戦ったが、もはや現実世界での直接対決が実現しえない夢の対決となっていた。この作品はそのファンの夢をマンガで追いかけたものとなっている。

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 アントニオ猪木さんは、ジャイアント馬場さんと1960年9月30日に同日デビュー。その後、離脱、復帰、追放などを経て、1972年に新日本プロレスを立ち上げ、その後にプロレスの黄金時代を築いた。「スポーツ平和党」を立ち上げて政治家としても活動したことでも知られる。

 2020年に難病である心アミロイドーシスと闘病していることを公表し、2022年10月1日にそれに関わる心不全のため都内の自宅で79歳で逝去された。今回はその追悼企画となる。

 『グラップラー刃牙外伝』を手掛けた漫画家の板垣恵介氏と、週刊少年チャンピオン編集部からもコメントも発表されており、板垣恵介氏は「新たな追悼作品」を準備中だという。コメントは以下のとおり。

【板垣恵介先生のコメント】

予兆があったとはいえ、やはり急すぎる訃報だった。
20年以上も以前(まえ)の作品だけど、新たな追悼作品完成までの今暫く、
宜しければお楽しみください。

【週刊少年チャンピオン編集部のコメント】

日本の格闘技マンガはアントニオ猪木さんからとてつもなく大きな贈り物をいただいてまいりました。
作品に描かれた戦う者の豊かな物語は、そのほとんどを猪木さんに源流を持っております。
アントニオ猪木さん、本当にありがとうございました。
感謝の心をこめて、板垣恵介先生がプロレスの夢を渾身の力で描かれた「グラップラー刃牙外伝 猪狩vs斗羽」を今あらためて読者に届けたいと思います。
ご冥福をお祈りします。

週刊少年チャンピオン編集部


 アントニオ猪木さんを偲び、プロレス界二大巨頭の夢の一戦を描いた『グラップラー刃牙 外伝』を読んでみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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