エレクトロニック・アーツは10月19日、『ザ・シムズ4』の配信イベント「Behind The Sims Summit Stream Event」を実施し、『ザ・シムズ』シリーズの今後の展開について発表した。
『The Sims 4』は2014年に発売されたライフシミュレーションゲームだ。プレイヤーは人種や性別、年齢、などをカスタマイズ可能なキャラクター「シム」を操作し、彼らの人生の行く末を見守ったり、人生を追体験することができる。
今回の発表では、無料化した『ザ・シムズ4』と同作の公式Modハブが紹介されたほか、次回作の開発状況が明らかにされた。
まず、9月15日に発表されたとおり、『ザ・シムズ4』が10月18日より基本プレイ無料の作品として配信されている。
配信プラットフォームはPC(Steam、EA Play)、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|Sとなっており、発表によると新たな追加パックおよびキット、無料アップデートが今後も配信されていくという。
また、ゲームのModやサードパーティーコンテンツを扱うゲームプラットフォーム「CurseForge」を運営するOverwolfとの業務提携を行い、公式のModハブを11月14日より提供することも発表された。
公式のModハブにより、信頼性が保証されたカスタムコンテンツのインストールやアップデート、検索といった管理作業が簡単に行えるようになるだろう。
さらに、『ザ・シムズ』シリーズの最新作として、「Project Rene」を開発中であることが発表された。
本作は開発のごく初期段階であり、現時点ではシリーズの要点であるクリエイティブツールの実験を行っているという。実験では従来のツールにおける美点を継承しつつ、建築に役立つ柔軟なシステムを検討している。「シムズ」たちの思考法や行動、プレイヤーが世界を想像しカスタマイズするシステムは、根本的に進化したものを目指しているそうだ。
またゲームプレイはシングルプレイだけでなくマルチプレイにも対応し、異なるプラットフォーム間でマルチプレイが可能なクロスプレイも実現する予定だ。
興味がある読者は基本プレイ無料となった『ザ・シムズ4』をプレイしたり、公式Twitterアカウントのアナウンスをチェックして続報を待とう。