エレクトロニック・アーツは11月5日(土)、『It Takes Two』のNintendo Switch版を発売した。
『It Takes Two』は、ゲーム全編を通してふたり協力プレイ専用という移植のスタイルを採用しているアクションアドベンチャーゲーム。『ブラザーズ:二人の息子の物語』や『A Way Out』といった独特の作風で知られるHazelightスタジオによる作品として、日本語版は2021年3月に発売された。
魔法の力で人形になってしまった夫婦が、冒険を経てその関係を修復していく物語を描いた『It Takes Two』。その独特な言い回しや豊かな表現力に彩られた世界を特徴としており、ゲーム中ではアクション、シューティング、パズルなどジャンルの枠を超えたにぎやかなゲームプレイが味わえる。
発売後には「ふたり協力プレイ専用」のハードルを抱えながらも、Steamにおける同時接続者数が3万7千人を超えるなど非常に高い人気を獲得してきた。「The Game Awards 2021」ではゲーム・オブ・ザ・イヤーをふくむ複数の部門で受賞に輝き、英国アカデミー賞のノミネート作品にも選出されるなど2021年を代表するタイトルのひとつと言えるだろう。
今回発売されたNintendo Switch版では、ついに日本語音声でプレイすることが可能となった。このほか、元から収録されていた英語をふくめ、フランス語、ドイツ語、スペイン語の音声に対応している。
また、他機種でも採用されていた「フレンドパス」システムはNintendo Switch版にも継承されている。追加料金なしでゲーム本編を所持していないプレイヤーとも一緒に遊ぶことができるので、気軽に誰かを誘って『It Takes Two』の物語を体験してみよう。
『It Takes Two』のNintendo Switch版は現在販売中、価格は4300円(税込)となる。上述した通り非常に高い評価を獲得してきた作品なので、まだ遊んでいないという方はこの機会にも触れてみてはいかがだろうか。