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懐かしい日本の田舎を舞台にした和風ホラーゲーム『ウツロマユ(仮題)』さびれたバス停や不気味な屋敷の中を歩く最新映像が公開。2023年内にSteam向けの発売を予定

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 ゲーム制作サークル「NAYUTA STUDIO」のUTUTUYA氏は2月25日(土)、『ウツロマユ(仮題)』のプレイ動画を公開した。本作は2023年内にPC(Steam)向けの発売を予定しているそうだ。

 『ウツロマユ』は日本を舞台にした一人称視点のホラーゲーム。このたび公開されたのは1分半程度の映像となり、大きくふたつのパートに分かれている。

 映像はまず、「一ノ瀬」と書かれた寂れたバス停から始まる。風に揺れる木の葉の音やカラスの鳴き声も相まって、夕暮れ時の日本の田舎の雰囲気が巧みに演出されている事が見て取れる。プレイヤーキャラクターが少し歩いていくと、錆びた10円玉と古めかしいアーケードゲームが登場。ゆったりとミニゲームをプレイしている様子が確認できた。

和風ホラーゲーム『ウツロマユ(仮題)』最新映像が公開1
(画像はUTUTUYA氏のTwitterより)

 その後に場面は転換し、旅館のような建物の中を歩いているシーンへと切り替わる。しばらくは白熱電球やブラウン管テレビの姿が確認できる“昭和”の雰囲気を感じさせる内装だが、進んでいくとあたりは暗くなっていき、いつの間にか廃墟のような風景に変わっていってしまう。

 プレイヤーキャラクターは懐中電灯を手に進んでいくが、すでに部屋の様子は現代からかけ離れたものに。最後には中庭のような場所に出て、あたりを眺めつつ「ウツロマユ 2023年 発売予定」のタイトルが現れて映像は幕を下ろす。目を見張る恐怖演出こそないものの、静かな恐怖に包まれ続ける緊張感の絶えない雰囲気づくりが行われていた。

和風ホラーゲーム『ウツロマユ(仮題)』最新映像が公開2
(画像はUTUTUYA氏のTwitterより)

 今回の映像を投稿したUTUTUYA氏は、ゲーム制作のほかにも、Unity アセットストアにて日本をテーマにした3Dモデルパックの販売などを行っているそうだ。ストアページには日本の日常的な風景をリアルに切り取ったモデルが多数並んでおり、日本を舞台にしたゲーム『ウツロマユ』の制作にもこうしたノウハウが活かされているのかもしれない。

 また、開発元の「NAYUTA STUDIO」は2018年に3Dアドベンチャーゲーム『CINERIS SOMNIA』をPC(Steam)向けにリリース済み。PLAYISMから販売されている同作は、記事執筆時点で156件のレビューを集め「やや好評」の評価を得ている。投稿されているレビューには、特に作品の独特な世界の雰囲気を評価する声が多いようだ。

和風ホラーゲーム『ウツロマユ(仮題)』最新映像が公開3
(画像はSteam『CINERIS SOMNIA』販売ページより)

 『ウツロマユ(仮題)』は2023年内にPC(Steam)向けの発売を予定しているとのこと。今回の映像を投稿したツイートは記事執筆時点で1万3000件以上リツイートされ、広く話題を集めていることがうかがえる。引き続き、本作に関する情報に注目していきたい。
 

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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