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ドラマ『THE LAST OF US』ジョエル役・山寺宏一さんとエリー役・潘めぐみさんのインタビューが公開。原作ゲームから引き続き主役を演じるふたりが『ラスアス』の魅力を語る

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 3月13日(月)、U-NEXTにて見放題で独占配信中のドラマ『THE LAST OF US』について、日本語吹替版のキャストインタビューが公開された。原作ゲームから続投してジョエル役、エリー役をそれぞれ演じる山寺宏一さん潘めぐみさんがドラマシリーズの魅力を語っている。

 『THE LAST OF US』は、2013年にPS3専用タイトルとしてオリジナル版が発売されたゲーム『The Last of Us』をベースに、アメリカのテレビ局「HBO」が制作するドラマ版だ。人体に寄生する菌類による感染症のパンデミックによって文明が崩壊したアメリカを舞台に、生存者のひとり「ジョエル」と身元不明の少女「エリー」が生き残りをかけてアメリカ全土を横断する旅路を描く。

 ゲームシリーズのクリエイティブ・ディレクターであるニール・ドラックマン氏と人気ドラマ『チェルノブイリ』の脚本と製作総指揮を務めたクレイグ・メイジン氏による共同脚本となる本作は、3月13日(月)をもってついに字幕版が最終回を配信した。日本語吹替版も第5話までが配信されており、こちらでは先述の山寺宏一さんや潘めぐみさんをはじめ、原作ゲームのキャスト陣が出演している。

ドラマ『THE LAST OF US』山寺宏一さんと潘めぐみさんのインタビューが公開1
撮影/平賀正明

 そして今回、原作ゲームと同様にジョエルとエリーの吹替をそれぞれ務める山寺宏一さん、潘めぐみさんがドラマ版ならでは新たな魅力や、お互いの印象を語るインタビューが公開された形だ。インタビューの全文は本稿の末尾に全文を引用の形式で掲載させていただく。

 特にドラマ版のストーリーの見どころについては、山寺宏一さんは「第3話のビルとフランク、第5話のヘンリーとサムのエピソードはヤバい」、潘めぐみさんは「それから第4話で登場するキャスリンのエピソードも」とコメント。また、山寺宏一さんは本作について2022年にNHKで放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のような要素もあると話し、「深く考えさせられる人間ドラマ」と『THE LAST OF US』の魅力を語った。

 ドラマ『THE LAST OF US』はU-NEXTにて字幕版、日本語吹替版ともに独占配信中。このたび公開されたインタビューの全貌については、以下に引用するプレスリリースを参照されたい。

©2023 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

プレスリリースの全文は以下のとおり。


ドラマ『THE LAST OF US』吹替キャストインタビュー公開!ゲーム版から吹き替え続投の山寺宏一、潘めぐみが、ドラマシリーズの魅力を熱く語る!動画コメントもYouTubeにて公開

USEN-NEXT GROUPの株式会社U-NEXT(本社:東京都品川区、代表取締役社長:堤天心)が運営する動画配信サービス「U-NEXT」は、現在独占配信中のHBOオリジナルドラマ『THE LAST OF US』の日本語吹替版に出演する声優・山寺宏一さんと潘めぐみさんの2名にインタビューを実施いたしました。お二人のインタビューとコメント動画を、合わせて本日より公開いたします。

ドラマ『THE LAST OF US』山寺宏一さんと潘めぐみさんのインタビューが公開2

2013年にPlayStation®3専用タイトルとして発売された人気サバイバル・アクションゲームをベースに、ゲームシリーズのクリエイティブ・ディレクター、ニール・ドラックマンと『チェルノブイリ』の脚本・製作総指揮を務めたクレイグ・メイジンの共同脚本によって製作されたHBOオリジナルドラマ『THE LAST OF US』。字幕版は本日3月13日にいよいよ最終回が配信、日本語吹替版も第5話が配信とクライマックスに向けさらなる期待が高まるなか、ゲーム版と同様に主人公・ジョエルとエリーの吹き替えを務める声優の山寺宏一さんと潘めぐみさんが本ドラマの見どころやお互いの印象について語ってくれました。

単なる焼き直しじゃない!ドラマ版ならではの新たな魅力

―ドラマ版でのジョエル、エリー役の続投が決まって

(山寺)「正直、ゲーム版をやっていてよかったと思いました(笑)。やっていたからこその恩恵ですから。もしゲーム版をやっていなくて、このドラマを観たら、『これ、絶対にやりたかったのに…』と悔しがったに違いない。それぐらい素晴らしい作品に関われて、本当に嬉しいです」

(潘)「毎秒毎秒ぐらいの勢いでTwitterに『ラスアス観た』という書き込みが上がっていく。それを見るのが嬉しくて…。こんなにも“ラスアス”の吹き替えを楽しみにしてくれていたんだなと実感しています」

―ドラマ版の映像を観た時の印象

(山寺)「ゲームの映像を観た時、『実写みたいにリアルだ』と思いましたが、ドラマ版は『ゲームの世界観そのもの!』と感じました。しかも、映像以上にストーリーが素晴らしい。ゲーム版の単なる焼き直しではなくて、よりリアルな物語になっていたことに驚きました」

(潘)「私は再現度の高さとスケールの大きさ、そしてディテールの細かさに驚きました。特に、ドラマならではの新たな解釈や改変が加わったことでより現実味のある内容になり、感情移入してしまうキャラクターも増えました」

―ジョエル役のペドロ・パスカル、エリー役のベラ・ラムジーについての印象

(山寺)「『まさに、彼こそジョエルだ!』と思いました。ジョエルはパンデミックが発生し、娘を亡くしてから20年もの歳月を生き抜いてきた。タフで冷静であり、時に熱くなるという人間くささをゲーム版で感じていましたが、ペドロさんによってその人間くささがより増した気がします。そんなペドロさんがどう演技するかをくみ取り、それを声で再現しようと考えました」

(潘)「オリジナルのエリーに愛着がある方から見ると、最初こそドラマでは違う印象を持つかもしれませんが、みるみるうちにエリー本人にしか見えなくなっていくと思います。14歳のエリーは無邪気なところもあれば、口が悪くて性格がとんがっているところもあるけれど、根は思いやりのある優しい子。そして、彼女は身元が不明で、自分自身も母親のことを知らない。そんな背景はまだ語られてないんですけど、ベラさんがそこにいるだけで、エリーが生きてきた時間がありありと見えてくる。吹き替えにあたっては、ベラさんが演じるエリーに寄り添っていこうと思いました」

ジョエルとエリーを演じる吹き替えキャスト同士の絶大な信頼感

―アフレコを進めるなかで感じるお互いの印象

(山寺)「僕は、先に録ってあるめぐみちゃんの声を聴きながらやっていますが、ゲームの時以上に、エリーが年上のジョエルよりも上手(うわて)だなと感じる。現実の僕とめぐみちゃんと重なるものがありますね。僕はめぐみちゃんがまだ小っちゃい頃に、お母さん(声優・潘恵子)から、『山ちゃーん、娘なの』と紹介されて。それが、ついこの間のことみたいで、僕はそこから成長していない(笑)。でもめぐみちゃんは、立派な声優さんに成長しているんです」

(潘)「いえいえ、そんなことないです!」

(山寺)「“ラスアス”シリーズのエリーという役は非常に演じるのが難しい複雑なキャラクターです。でもプレーヤーが応援したくなるようなキャラクターでなければ、ゲームは成立しない。ゲーム版でそれをめぐみちゃんは見事にやり遂げた。一方、ドラマ版ではベラ・ラムジーという規格外の天才女優に合わせて、これまた見事に声を吹き替えている。めぐみちゃんに絶大な信頼を寄せています」

(潘)「もう、恐縮過ぎて…。そのまま言葉をお返ししたいです。私はペドロさんのお声のジョエルを聴きながら収録しているんですが、頭の中では山寺さんのお声で再生されていて、掛けあいながら演じている気持ちです。お声と共に、恋しさが脳裏に、心に染みついていますから。第3話で、エリーがジョエルと行動を共にするにあたって誓いを立てるシーンがあるんですが、私もまさにエリーのような気持ちで山寺さんについていこうと思っています。信じてます」

(山寺)「大変だな、もっと頑張らないと(笑)」

―今回のドラマではお2人以外にもゲーム版からオリジナルキャストが続投しています。

(潘)「実は、第2話でテス役の田中敦子さんと一緒に収録したんです。ゲームの収録時は、互いにずっとひとりでした。だからディレクターさん、ローカライズの皆さんが、いつも導いてくださった。それが今回、10年越しに掛けあいの機会をいただけて、夢のようでした。やはり隣に相手がいてくれる大きさ、強さってあるなと改めて思いました」

(山寺)「そうだね」

(潘)「その場で声優同士がやり取りするなかで、生まれてくることもあります。コロナ禍では、通常のアフレコですら掛け合いのできる機会が減ってしまっていただけに、余計にそう感じました。早く山寺さんと掛けあいで収録ができると良いなと思っています。」

『鎌倉殿の13人』にハマった人なら間違いなく楽しめるサバイバルドラマ

―「今年最も観るべきドラマ」と世界的に大絶賛される本作、ストーリー部分の見どころを教えてください。

(山寺)「ジョエルとエリーの話だけでなく、ゲームでは何でもない脇キャラを掘り下げているところがすごいんです。特に、第3話のビルとフランク、第5話のヘンリーとサムのエピソードはヤバい」

(潘)「そうですね。それから第4話で登場するキャスリンのエピソードも。彼女のやることは残虐非道ですが、あのひとり語りを聞くと憎めなくなり、感情移入してしまって。思い出しただけで泣けてきます」

(山寺)「ひどいキャラクターだと思っても、その裏にいろいろなドラマがあるのが“ラスアス”。なんだか、昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のような要素もあります。血で血を洗う鎌倉時代の世界と、“ラスアス”の世界は似てる。方向性はかなり違うけど、“鎌倉殿”にハマった人は『THE LAST OF US』にもハマると思います!感染者とのバトルなど凄惨な描写はありますが、それ以上に深く考えさせられる人間ドラマが魅力なんです。そこをぜひ観てはしい」

(潘)「それと、この作品では過酷な世界、環境の中でも生き抜き、生き延びようとする人間の強い姿が描かれています。そして、その描かれ方は言葉や国が違っても通じるものがある。だからこそ、“ラスアス”がこれだけ世界で受け入れられているのだと思います」

―これから観る方へ、ドラマ版の楽しみ方を教えてください。

(山寺)「ゲーム版を知っている方には、絶対に期待を裏切らないと言いたい。とんでもない予算と時間をかけたドラマ史に残る名作ですから、お見逃しなく」

(潘)「第3話は、ゲームを知っている人ならあのビルと、話にしか出てこなかったフランクが…と思うかもしれませんが、部屋に置いてある小物や洋服などに注目してください。お芝居だけではないところで、彼らの人柄や生活、2人のつながり、人生が語られています。ゲームを知っていれば、こんなところまで細かく描いているのかと嬉しくなるし、そうでなくても、ここまで作り込んでいまれているドラマが今までにあったのかと驚くと思います。それぐらい素晴らしいです」

■コメント動画:https://youtu.be/YzFpQDv99b4

<作品概要>

『THE LAST OF US』(原題:The Last of Us)<全9話>

ドラマ『THE LAST OF US』山寺宏一さんと潘めぐみさんのインタビューが公開3

【視聴リンク】https://video.unext.jp/title/SID0077361

【配信形態】見放題

【STORY】

人体に寄生する菌類による感染症が発生。パンデミックから20年が経ち文明崩壊したアメリカでは、生存者による勢力争いが起こっていた。生存者の1人・ジョエルは、「ファイアフライ」の指導者・マーリーンから、身元不明の少女・エリーを隔離地域から脱出させる運び屋を任される。はじめは小さな仕事だったが、やがて壮絶な旅へ発展していき、2人は生き残りを懸け感染者がはびこるアメリカ全土を横断することに…。

【スタッフ】

■脚本/製作総指揮:クレイグ・メイジン、ニール・ドラッグマン

■監督:クレイグ・メイジン、ニール・ドラッグマン、ピーター・ホアー、ジェレミー・ウェッブ、ヤスミラ・ジュバニッチ、

リザ・ジョンソン、アリ・アッバシ

【キャスト】

ジョエル役:ペドロ・パスカル

エリー役:ベラ・ラムジー

トミー役:ガブリエル・ルナ

テス役:アナ・トーヴ

サラ役:ニコ・パーカー

フランク役:マレー・バートレット

ビル役:ニック・オファーマン

キャスリーン役:メラニー・リンスキー

ライリー役:ストーム・リード

マーリーン役:マール・ダンドリッジ

ペリー役:ジェフリー・ピアース

ヘンリー役:ラマー・ジョンソン

サム役:キーヴォン・ウッダード

マーロン役:グレアム・グリーン

フローレンス役:エレーヌ・マイルズ

ベイカー役:アシュレー・ジョンソン

【日本語吹替版キャスト】

ジョエル役:山寺宏一

エリー役:潘めぐみ

トミー役:高橋広樹

テス役:田中敦子

マーリーン役:朴璐美

©2023 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

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ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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