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『コブラ』新作ゲームの開発が発表。左腕にサイコガンを持つ不死身の男「コブラ」となって宇宙を駆け巡る冒険を追体験でき、家庭用ゲーム機とPC向けの展開を予定

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 Microidsはアニメ『スペースコブラ』をベースとしたゲーム『コブラ』の開発が正式に開始したことを発表した。本作は家庭用ゲーム機、PC向けの展開を予定している。

 『コブラ』は、漫画家の寺沢武一氏が1978年から1984年にかけ「週刊少年ジャンプ」誌上にて連載を行ったSFマンガ作品だ。左腕に「サイコガン」を仕込んだ姿が特徴的な主人公「コブラ」を中心に、彼を取り巻く魅力的な女性キャラクターや宇宙に存在する個性的な異星人やロボットたちも共に愛され続けている。

 ジャンプコミックスより全18巻の単行本が発売されているほか、TMS制作の劇場版『コブラ』やテレビシリーズのアニメ『スペースコブラ』などの映像化も行われてきた。テレビシリーズは北米や南米、ヨーロッパでも放映されており、現地でも根強いファンを獲得してきたという。

 このたびMicroidsから発表された『コブラ』の新作ゲームは現在プリプロダクション段階にあり、アニメシリーズ『スペースコブラ』をベースとしているとのこと。家庭用ゲーム機とPC向けの展開を予定しており、プレイヤーは「コブラ」になりきって近未来的でカラフルな宇宙を駆け巡る冒険を追体験できるそうだ。

 なお、Microidsはフランスに拠点をおくパブリッシャーで、永井豪氏原作のテレビアニメをもとにしたアクションアドベンチャーゲーム『UFOロボ グレンダイザー たとえ 我が命つきるとも』や、タイトーの名作アーケードゲームを現代風にアレンジした『アルカノイド – エターナルバトル』など、日本製コンテンツをベースにした新作を複数手がけている。

 今回『コブラ』の新作ゲームの発表にあたり、MicroidsのCEOであるステファン・ロンジェアール氏は「寺沢武一先生の世界観と、先生が創造したキャラクターを尊重し、アニメシリーズの魂が感じられる魅力的なゲーム体験を提供したいと思っています」とコメント。作品のファンだけでなく、ゲーマーにとっても素晴らしい冒険になる、と抱負を語った。

 またトムス・エンタテインメントのCEO・竹崎忠氏からは「今なお人気の高いアニメ作品『スペースコブラ』がゲーム化されることを大変喜んでいます。世界中の『コブラ』ファンが夢中になれるゲームが完成する日を楽しみに待っています」といったエールが送られている。
 
 記事執筆時点ではMicroidsによる『コブラ』新作ゲームの詳細は明らかにされていない。ゲーム名などについては近日に公開する予定とのことなので、引き続き本作に関する続報にも注目していきたいところだ。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


仏Microids とトムス・エンタテインメントがパブリッシング契約を締結。不朽の名作アニメシリーズ「スペースコブラ」のゲーム化決定!

『コブラ』新作ゲームの開発が発表1

© BUICHI TERASAWA/ART TEKNIKA・TMS

2023年03月14日(パリ)フランスのMicroids 社と株式会社トムス・エンタテインメント(TMS)は、アニメシリーズ『スペースコブラ』(原作:寺沢武一制作:TMS)のコンソール/PC向けとなるビデオゲーム『コブラ』の開発が正式に始まったことをお知らせします。ゲームプレイヤーは銀河中にその名を轟かせる?宇宙海賊・コブラ?になりきり、カラフルで近未来的な世界を駆け巡る冒険を追体験出来る内容を目指し、開発を進めております。

『コブラ』新作ゲームの開発が発表2

1978年に発表された不朽の名作漫画『コブラ』は、主人公コブラの左腕に仕込まれた超強力なサイコガン、相棒のアーマロイド・レディとの絶妙なコンビ、複雑で意外性に満ちたストーリーで数世代にわたりファンを魅了してきました。

MicroidsのStéphane Longeard(ステファン・ロンジェアール)CEOは「世代を超えて数多くのファンの心を掴んだアニメシリーズ『スペースコブラ』のゲーム化に携わることができ大変光栄です。寺沢武一先生の世界観と、先生が創造したキャラクターを尊重し、アニメシリーズの魂が感じられる魅力的なゲーム体験を提供したいと思っています。『コブラ』の独特な世界観を忠実に再現した本作は、作品のファンの皆さんだけでなく、ゲームファンの皆さんにとっても素晴らしい冒険となるはずです。」とコメントしました。

アニメシリーズ『スペースコブラ』(1982年放送開始)を制作したTMSの代表取締役社長竹崎忠は「Microidsチームの情熱に感銘を受けるとともに、今なお人気の高いアニメ作品『スペースコブラ』がゲーム化されることを大変喜んでいます。世界中の『コブラ』ファンが夢中になれるゲームが完成する日を楽しみに待っています。」と述べました。

ゲームの正式タイトルと詳細は近日中に発表予定です。乞うご期待!

Microids をフォローする:Linkedin, Facebook, Twitter, Instagram

Microids のウェブサイト:http://www.microids.com/?

Microidsに関する映像を見る: YouTube

Microids社について

1985年に創立したフランスのゲーム・パブリッシャー。現在、アドベンチャーゲーム、レーシングゲーム、レトロゲーム、有力キャラクター(アステリックス&オベリックス、スマーフ、グレンダイザーなど)のライセンスによるゲームといった4つのジャンルを軸として戦略を展開しています。Revolution Software、Sloclap、Oddworld Inhabitants、Pendulo Studios、Eden Studiosなどの優れたデベロッパーや、永井豪、Charles Cecil、Paul Cuisset といった著名作家とのコラボレーションによって Microids はビデオゲーム業界の国際的リーディングカンパニーとしての地位を確立しました。人気ライセンスによるゲームを得意とし、子供から大人まで、誰もが自分のお気に入りキャラクターと一体化して楽しめるオリジナリティあふれるアドベンチャーゲームを提供しています。

株式会社トムス・エンタテインメント(TMS)について

1946年設立。クリエイティブとビジネス・プロデュースの両立により、IP(知的財産)創出からお客様満足度の向上まで、「アニメーション制作事業」「映像ライセンスビジネス」「マーチャンダイジングビジネス」を軸に、ワンストップで推進する総合力を有しています。また、『ルパン三世』『それいけ!アンパンマン』『名探偵コナン』に代表される国民的アニメ作品の継続的な制作と、累計440作品・エピソード数12,000話を超えるライブラリーをグローバル・ビジネスへとつなげています。

原作者 寺沢武一先生について

北海道旭川市出身。浪人時代に投稿したマンガの入賞をきっかけに漫画界入り、手塚治虫氏に師事。『大地よ、蒼くなれ』で手塚賞佳作入選。1978年にはデビュー作『コブラ』(週間少年ジャンプ)を発表。『バット -BLACK KNIGHT BAT-』の巻頭にてPCによる8色着色のカラーマンガ(85年)、『武 -タケル-』で世界初全編フルCGマンガ(92年)を発表するなどPC創作・デジタルマンガの先駆者として知られる。以降『コブラ』『バット』(フルCGマンガ)、主人公のみ実写の『GUNDRAGONシグマ』など多くのデジタル創作作品を発表した。アニメ作品の原作・脚本・監督やゲーム開発にも関わる等多方面で活躍。世界各地で翻訳出版されたコミックスの総発行部数は5500万部を超え、現在もカルト的な人気を誇っている。

編集者
オーバーウォッチを遊んでいたら大学を中退しており、気づけばライターになっていました。今では格ゲーもFPSもMOBAも楽しんでいます。ブラウザはOpera

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