フランスのパブリッシャー、ミクロイド社は11月22日、タイトーとのコラボレーション製品としてゲーム『Arkanoid – Eternal Battle』(以下、アルカノイド – エターナルバトル)を発表した。
開発は『レイマン・レジェンド』などを手がけたスタジオ、Pastagamesが担当し、リリース時期は2022年を予定している。対応プラットフォームなどは発表されていない。
本作は1986年にタイトーが開発したアーケードゲーム『アルカノイド』を現代風にアレンジしたもの。原作『アルカノイド』は、従来の「ブロックくずし」に敵キャラクターやパワーアップアイテムなど、新たな要素を追加したゲーム性が話題を呼び、大きなブームを巻き起こした。
『アルカノイド – エターナルバトル』のくわしいゲームプレイは公開されていないが、ソロプレイとマルチプレイを実装することが明らかになっている。古典的な要素を蘇らせつつ、新たにボーナスやギミックを追加する形となり、古くからのファンを驚かせる内容になるとのことだ。
タイトーの取締役執行役員である鈴木雅一氏からは「オールドファンだけではなく新しいプレイヤーにも大変ご満足頂ける内容になると思います」とのコメントが寄せられている。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
アルカノイドの新作を発表
「Arkanoid – Eternal Battle」
パリ 2021年11月22日
本日、フランスのゲーム・パブリッシャー、ミクロイド社(Microids、本社:パリ)は、先般9月の株式会社タイトーとの新作ゲーム開発に関する契約発表に続き、同社とのコラボレーションで誕生する最初の新作ゲーム「Arkanoid – Eternal Battle(アルカノイド–エターナルバトル)」を発表いたします。開発は、レイマン・レジェンド、Pang Adventures、Pix the Catといった人気ゲームを手がけたスタジオPastagamesが担当し、リリースは2022年を予定しています。
ブロックくずしの名作と呼ばれるこのゲームを、完全現代化バージョンで、初体験あるいは再挑戦することができます。アルカノイド–エターナルバトルは、ソロとマルチプレイヤーという異なるモードをフィーチャーしています。もちろん、このゲームの古典的な要素が蘇り、さらに新しい効果、ボーナスやしかけにはベテラン・プレーヤーも驚くでしょう !
「Arkanoid(アルカノイド)」は1986年に株式会社タイトーが開発した業務用ゲームで、発売から35年経つ今日までに数々のシリーズ作品が生まれています。アルカノイドは、謎の小型戦闘機に攻撃された母船「ARKANOID」から脱出した宇宙船(SPACECRAFT)「バウス(VAUS)」が異次元迷宮に捕らえられる物語です。異次元迷宮で彷徨うバウスは「スペースウォール(SPACEWALL)」と呼ばれるブロックを破壊していき、異次元迷宮を生み出した、次元要塞「DOH」の機能を停止させる事が最終目的となります。
Fabien Delpiano(ファビアン・デルピアノ)Pastagames創設者兼オーナーは、自身のアルカノイド体験をこう語ります。「それは南仏ニース、ジャン・メデシン大通り54番地にある“オートマット”と呼ばれるうす暗いゲームセンターでした。ネオンに囲まれ、バイカーから中高生まで、様々な人種が屯していました。私は、思春期をなんとかやり過ごそうとしていた普通の15歳で、メタルボールのジョイスティックを操るアーケードゲームに息をのみました。私たちは惹かれあい、蜜月は数年におよびました。私たちは皆、アルカノイドと自身の物語を持っています。何年も経った今、また一緒になることができて非常に嬉しいです。」
タイトーの鈴木雅一取締役執行役員は「今回、信用を寄せるミクロイド社より、タイトーが35年前にリリースした人気タイトルを現代風にアレンジしてリリース頂けることを大変嬉しく思っています。オールドファンだけではなく新しいプレイヤーにも大変ご満足頂ける内容になると思いますので是非ご期待下さい。」
ゲームの詳細は後日発表いたします。
乞うご期待!
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