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マンガに救われた女子高生がコミティアで憧れの作家と出会い、漫画家を志す『これ描いて死ね』が「マンガ大賞2023」の大賞に決定。『金剛寺さんは面倒臭い』のとよ田みのる氏からマンガへのラブレター

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 マンガ大賞実行委員会は3月27日(月)、書店員を中心に各界のマンガ好きが2022年の一推しマンガを決める催し「マンガ大賞2023」について、今年度の大賞がとよ田みのる氏の『これ描いて死ね』に決定したことを伝えた。
 また、「マンガ大賞2023」の大賞を受賞するにあたり、作者のとよ田氏が描いた受賞イラストも公開された。

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 マンガ『これ描いて死ね』は、地獄からやってきた高校生「樺山プリン」とどこまでも生真面目な上級生「金剛寺金剛」の恋模様が描かれるラブコメマンガ『金剛寺さんは面倒臭い』などの作品で知られるとよ田氏の最新作である。
 作中では、東京都の島嶼部にある架空の島「伊豆王島」で暮らすマンガ好きの女子高生「安海相」が同人即売会「コミティア」に参加し、憧れの漫画家「☆野0(ホシノレイ)」との出会いをきっかけに漫画家を志し、作品を生み出す苦しみや喜びを理解しながら成長していく様を描いている。

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 「マンガ大賞」選考員からは「作者自身のマンガ制作に対する思いが投影されまくっている」、「とよ田先生のマンガ愛が詰め込まれて、あふれ出している」、「漫画を創作する喜びにあふれた」などのコメントが寄せられており、本作のテーマ「マンガを描き、漫画家になる」へ掛ける熱い想いが選考員の心を掴んだと言えそうだ。

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画像はマンガ大賞2023コメント集(PDF)より

 なお、2位には週刊少年ジャンプで連載中の落語家マンガ『あかね噺』が入賞。3位では女子校の教師の日常を描く『女の園の星』と、活発ながら周囲の空気を気にしてしまう少女と物静かながら周囲に流されない少年の恋愛を描く『正反対の君と僕』が同点でそれぞれ入賞している。

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プレスリリース全文は以下のとおり。


マンガ大賞2023決定!マンガ読みが選ぶ2022年の一推しは 『これ描いて死ね』とよ田みのる

このたび、書店員を中心にした各界のマンガ好きが選ぶ、2022年の一推しマンガ、マンガ大賞2023が決定し、 本年度のマンガ大賞が、 『これ描いて死ね』とよ田みのるに決定致しました。お知らせ致します。

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選考員は、
1次選考には、102名が参加。(投票対象作品数242作品)
2次選考は、102名が参加。(ノミネート作11作品)
すべて、ノーギャラ・ボランティアで、 のべ数千冊のマンガを読み、選出しました。

○選考について

選考対象:
2022年1月1日~2022年12月31日に単行本が出版された作品で、 最大巻数が8巻までのマンガ作品。
※なお選考対象には電子書籍(最大巻数が8巻相当までの作品)も含みます。

選考方法:
1次選考:各選考員が、「マンガ大賞」に推薦したい作品、最大5作品を選出。
2次選考:1次選考で投票数が多かった11作品をノミネート作品とし、選考員は、全ノミネート作品を読んだ上で、上位3作品に投票。 集計の上、『マンガ大賞』を決定。

< FAQ>

Q. どういう動機で始めたんですか?
A.
年間に何百冊もマンガを読む読者は、 「これはぜひ、他の人にも読んでもらいたい!」と思うような、 面白いマンガに出会うことがあります。
一方で、マンガは、年間およそ一万点の新刊が出版され、 ただでさえ選択肢が多いのに、 書店の店頭では、ビニールがかけられていて、 店頭で、試し読みができない場合も、少なくありません。
そこで、面白いマンガを周りのひとに宣伝したい読者が、 「このマンガはこんなに面白いよ!」と、 マンガに興味はあるけれど、 それほどディープではないひとに伝えるために、始めました。
いろんな方が、マンガ大賞をひとつのきっかけに、 面白いマンガに出会ってもらえたら、幸いです。
あと、マンガ読者として、ほかのマンガ読者の意見を集めることで、 面白いマンガを見逃さずに、貪欲に読みたい! という気持ちもあります。

Q. 選考員は、どうやって選んでいるの?
A.
今回に関しては、普段からマンガの現場でマンガに接している実行委員会のメンバーが、 「この人はマンガに対して熱を持っている!」 と直接存じ上げている方に、声をかけて、集まって頂きました。
なお、マンガが売れることに直接の利害関係があるマンガ家さん本人や、編集者の方、ブックデザイナーの方は、公正を期するために、選考員にはなっていただいていません。

Q. なぜ、投票対象が、8 巻までなの?
A.
だいたい一番単行本が出るのが早い週刊連載で、3ヶ月に1巻、 新刊が出版されます。
年に4回x2年で、8巻です。
それだけの期間があれば、 人に勧めたいマンガの面白さは、発揮されていると思います。
逆にそれ以上の長さのものは、 面白さは世間に知れ渡っているだろう、 ということで、8巻までを対象にしました。
あと、これ以上長いと、 気軽に手に取るには、ちょっと量がありすぎるかな、 というのもあります。

Q. 運営のコストはどうなっているの?
A.
公正を旨とする企画意図からして、営利を追求することはなじまないので、サイトのデザイン、運営、ロゴ制作、ほか、すべて、趣旨に賛同してくださった方にお願いして、ボランティア、ノーギャラです。
選考員の方、ほか協力スタッフの方、 「マンガの話をしながら酒が飲みたい」を合い言葉に、皆さん手弁当で参加して頂いております。

Special thanks.
ロゴデザイン:関 善之

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編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

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