家から出たくないけど、どっか遊びに行きたい!!
……さて、世はそろそろゴールデンウィーク。
今年は4月29日の昭和の日に加え、5月3日の憲法記念日、4日のみどりの日、5日のこどもの日、6日の振替休日が国民の祝日となっている。これだけでも4連休のところ、4月30日~5月2日に休みを取れば8連休、さらに4月28日も休めばなんと11連休だ。うーんゴールデン。
めったにない連休だし、せっかくなら海とか山とか遊びに行きたいところなのだが、いかんせん外出は面倒くさい。でもそれはそれとして、連休明けに「こんなところに遊びに行ったんだぜ~」という思い出を語ったりもしたい。そこで冒頭のセリフに戻る。
そんなあなたにおすすめのゲームがこちら!
『ファイナルファンタジーXIV』!!
『ファイナルファンタジーXIV』(以下『FFXIV』)といえば、10年以上の歴史を誇るMMORPG。実はこのゲーム、そのストーリーの重厚さもさることながら、物語の進行に合わせて東西南北、果ては海底に宇宙まで、文字通り世界中を歩き回れるほどの、数々の広大なマップが存在しているのも魅力のひとつなのだ。
2024年7月に発売された最新パッケージ『黄金のレガシー』ではグラフィックアップデートも配信され、広い世界がより美麗に。普段遊んでいるだけでも、時折立ち止まって眺めたくなる景色があちこちにあるゲームなのだ。家から出たくないなら、『FFXIV』でゴールデンウィークを過ごせば良いのでは?
でも、逆にこれだけ世界が広いと、いざお出かけしようと思ってもどこに行っていいか分からないぞ……。
という訳で今回は、『FFXIV』を最もよく知っている人たち。すなわち『FFXIV』の開発・運営スタッフの方々に、おすすめのお出かけスポットをメールにてお伺いしてみた。
ご回答いただいたのはサウンドディレクターの祖堅正慶氏、リードバックグラウンドアーティストの高梨佳樹氏、リードアイテムデザイナーの林洋介氏、グローバルコミュニティプロデューサーの室内俊夫氏の4名だ。
異なる視点から『FFXIV』の世界を生み出すスタッフの方々からは、四者四様の回答をいただくことができた。これから『FFXIV』を遊んでみようと思っている人にも、すでに『FFXIV』で遊んでいる人にも是非読んでみてほしい。
サウンドディレクター・祖堅正慶氏のおすすめ:リゾートや遊技場に遊びに行こう!
──これから『FFXIV』をプレイする人向けに、ゴールデンウィークにおすすめのお出かけスポットを教えてください。
祖堅氏:
場所となるとゴールドソーサー!
『ファイナルファンタジーVII リバース』などでも同名の場所は登場しましたが、MMORPGである『FFXIV』では自分の分身となる自分のキャラクターを操作する事になるので、「あのFFVIIの中にもあったゴールドソーサーに実際に遊びに行ける!」という感覚が持てるのは『FFXIV』ならでは、なのではないでしょうか。1人でも、友達同士で遊びに行ってもいいと思います。


また、場所ではなくおすすめのシーンになってしまうのですが、歴代のFFシリーズのファンには、冒険者である主人公が『紅蓮のリベレーター』【※】のヒエンと初めて会うシーンを見てほしいです。ここで流れるテーマソングは自分が歴代FFファンって事もあいまって、作りながら心をグルグル動かされていました(笑)
【※】『紅蓮のリベレーター』:2017年6月に発売された『FFXIV』の拡張パッケージ。現在は「フリートライアル」により、無料でプレイすることが可能
──最新パッケージ『黄金のレガシー』で登場した場所・コンテンツの中で、おすすめのお出かけスポットを教えてください。
祖堅氏:
トライヨラの宿屋「フォルアード・キャビンズ」へ行ってみて!
南国リゾートに行った気分になるよ。

リードバックグラウンドアーティスト・高梨佳樹氏のおすすめ:隅々まで作り込まれた街並みを眺める
──これから『FFXIV』をプレイする人向けに、ゴールデンウィークにおすすめのお出かけスポットを教えてください。
高梨氏:
『ファイナルファンタジータクティクス』(以下、『FFT』) 、『ファイナルファンタジーXII』(以下、『FFXII』)のファンの方に特におすすめなのが、アライアンスレイドの「リターン・トゥ・イヴァリース」【※】シリーズです。
背景モデルは『FFXII』のデータをもとに雰囲気を残しつつもアレンジしたり、『FFT』と同じ名称の場所などを『FFXIV』としてリデザインして制作しています。
【※】「リターン・トゥ・イヴァリース」:8人×3パーティの24人で挑む、大規模ダンジョン型のバトルコンテンツ「アライアンスレイド」のひとつ。「リターン・トゥ・イヴァリース」は拡張パッケージ『紅蓮のリベレーター』に含まれており、現在は「フリートライアル」にて無料でプレイすることが可能
第一弾「失われた都 ラバナスタ」では破壊された『FFXII』のラバナスタの街並みや地下水路、『FFT』の都市ルザリアの中を進んでいき、第二弾「封じられた聖塔 リドルアナ」は『FFXII』のリドルアナ大灯台が舞台で、『FFXII』のリドルアナ大瀑布のムービーを彷彿とさせるカットシーンもあります。第三弾「楽欲の僧院 オーボンヌ」では『FFXII』のゴルモア大森林から『FFT』のオーボンヌ修道院の内部へ、と懐かしい雰囲気が感じられる場所がたくさんありますのでおすすめです。
キャラクターや場所の名称なども馴染みのあるものが出てきますので、ぜひ遊びに行ってみてください。
▲「リターン・トゥ・イヴァリース」に登場する景色の一部。リドルアナ大灯台頂上の景色は必見
──最新パッケージ『黄金のレガシー』で登場した場所・コンテンツの中で、おすすめのお出かけスポットを教えてください。
高梨氏:
サイバーパンク風の雰囲気の街、「ソリューション・ナイン」がおすすめです。『黄金のレガシー』以前の場所とはまた違ったデザインの建物や小物などがたくさん出てきます。特に「レクリエーションゾーン」という場所の裏路地は壁などに落書き等があり、今まであまりなかった独特の雰囲気があるのでお勧めです。

また、ここを担当したスタッフがイースターエッグ的な要素として小さな「ヤーン」【※】の落書きを9つ、いろいろな場所にこっそり描いてありますので是非訪れて探してみてください。
【※】「ヤーン」:『FFIX』に登場したモンスターであり、『FFXIV』では『黄金のレガシー』で追加された高難易度バトルコンテンツ「至天の座アルカディア零式:クルーザー級2」に登場する。ボスが召喚する小型の敵でありながら、通常攻撃にタンクが耐え切れないほどの異様な高火力を持つことで話題となった。

リードアイテムデザイナー・林洋介氏のおすすめ:「ミニオン」と一緒に海辺の街へ
──これから『FFXIV』をプレイする人向けに、ゴールデンウィークにおすすめのお出かけスポットを教えてください。
林氏:
ミニオン【※】担当としてのおすすめは「リムサ・ロミンサ」のエーテライト前です。日当たりも良く、比較的平坦な地形でミニオンの動きがしっかりと堪能でき、薄い地面の色味はミニオンの姿を映えさせます。開発作業の最終段階で関係者にミニオンの披露目をするのですが、それもここで行います。
【※】ミニオン:プレイヤーがフィールドで連れ歩くことのできる、小さな旅のお供のような存在。小さなサボテンダーやチョコボなどシリーズおなじみのモンスターから、豆柴やシマエナガなどの動物、ゲーム内キャラを模した人形など多彩なミニオンが存在する。

──最新パッケージ『黄金のレガシー』で登場した場所・コンテンツの中で、おすすめのお出かけスポットを教えてください。
林氏:
『暁月のフィナーレ』をコンプリートされている方は、ぜひ「嘆きの海」に行ってみてください。
そして公開されたばかりの「コスモエクスプローラー」を体験していただきたいなと思います。星を舞台にギャザラー/クラフターが大活躍するかつてないスケールの体験となっております。
カララントの新色も入手できます!

グローバルコミュニティプロデューサー・室内俊夫氏のおすすめ:様々なテーマのダンジョンをじっくり探検
──これから『FFXIV』をプレイする人向けに、ゴールデンウィークにおすすめのお出かけスポットを教えてください。
室内氏:
各種インスタンスダンジョンに「自由探索」でお出かけしてみるのはいかがでしょうか。
『FFXIV』には、クリア済みのダンジョンを、敵ナシの状態で自由に歩き回れる「自由探索」モードがあります。広大なフィールドにもあちこち見どころのあるスポットは多数ありますが、ダンジョンはよりテーマ的に特化しているものも多く、探検したり、スクリーンショットを撮ったりするのにオススメです。1人でも、パーティを組んでいても、「コンテンツファインダー」【※】を通じて即突入できるので移動も楽ちんです。
【※】「コンテンツファインダー」:『FFXIV』内のコンテンツの一覧から、どこでも目的のコンテンツに突入できるシステム。自由探索を行うためには、コンテンツファインダーの設定から「自由探索」をオンにする必要がある。
例えば、フリートライアルの範囲では、延々と広がる虚無感のあるダンジョンの「永久焦土 ザ・バーン」などでは、かなり尖ったテーマの撮影が行えます。「終末樹海 ヴァナスパティ」の燃え盛る炎や、「近東秘宝 アルザダール海底遺跡群」に広がる財宝などもおすすめです。

また、「異界孤城 トロイアコート」「異形楼閣 ゾットの塔」など、FFシリーズ過去作がモチーフとなっているダンジョンも多数ありますから、攻略時にはボス戦に必死でなかなか見られなかった隅々を探索してみるのも一興です。
注:「終末樹海 ヴァナスパティ」「近東秘宝 アルザダール海底遺跡群」「異界孤城 トロイアコート」「異形楼閣 ゾットの塔」は、いずれも拡張パッケージ『暁月のフィナーレ』に含まれるダンジョンとなっている。


──最新パッケージ『黄金のレガシー』で登場した場所・コンテンツの中で、おすすめのお出かけスポットを教えてください。
室内氏:
過去作オマージュの訪問ポイントといえば、2025年3月実装の最新パッチ7.2で登場した、「王城旧跡 アンダーキープ」も超オススメです。最新コンテンツながら自由探索にも対応していますので、ぜひ隅々までご覧いただいて、開発チームのコダワリに触れてみてください。

今回開発・運営スタッフの方々にご紹介していただいただけでも、ゴールデンウィークを十分に過ごせてしまうくらい、お出かけスポットが勢揃いの『FFXIV』。
多彩なコンテンツ量を誇る『FFXIV』では、お出かけのスタイルも人それぞれだ。
出かけた先で現地の素材を採取したり、手配書のモンスターを探して報酬を得るのも良いだろう。3月25日に配信されたパッチ7.2ではフォトモードに当たる「グループポーズ」機能も強化されてより快適になったので、あちこちに出かけて記念撮影をするのもおすすめだ。
『FFXIV』は「フリートライアル」にてレベル70まで無料でプレイできるほか、4月23日から5月7日まで『ファイナルファンタジーXIV コンプリートパック』と『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』を40%OFFで購入できるセールを実施中だ。
また、既にプレイしている人も、恒常的に実施されている「友達招待キャンペーン」を利用して知り合いを誘うと、誘った人・誘われた人ともに、さまざまな特典を入手可能となっている。
まだ遊んだことがない人も、すでにプレイしている人も、このゴールデンウィークに『FFXIV』の世界に出かけてみてはいかがだろうか。『ファイナルファンタジーXIV』は、PS4/PS5、Xbox、Windows、Mac、Steam向けに配信中だ。
※記事内に使用している画像は、スクウェア・エニックスさんからご提供いただいたものです。