サイゲームスは、コナミデジタルエンタテインメントから3月31日付で特許権侵害に関する訴訟の提起を受けたと公表した。また、連結親会社のサイバーエージェントも同日にプレスリリースを発表し、訴訟でコナミデジタルエンタテインメント側の求める損害賠償の金額が「40億円および遅延損害金」であったことを明らかにしている。
発表によると、サイゲームスは『ウマ娘 プリティーダービー』のゲームシステムおよびプログラムの一部についてコナミデジタルエンタテインメントと特許権などの協議を進めてきたが、同社の見解はコナミデジタルエンタテインメントに受け入れられず、今回の訴訟に至ったという。
発表に関して、サイゲームスは「特許権を侵害している事実はない」との考えを示しており、正当性を訴訟手続きのなかで明らかにしていく方針を明らかにしている。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
株式会社Cygames(以下サイゲームス、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡邊耕一)は、株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下コナミデジタルエンタテインメント、本社:東京都中央区、代表取締役社長:早川英樹)から2023年3月31日付で特許権侵害に関する訴訟の提起を受けました。
当社は、コナミデジタルエンタテインメントと『ウマ娘 プリティーダービー』のゲームシステムおよびプログラムの一部について、特許権等の協議を誠意をもって行ってまいりました。しかし、当社の見解がコナミデジタルエンタテインメントに受け入れられることはなく、訴訟を提起される形となりました。
当社としては『ウマ娘 プリティーダービー』がコナミデジタルエンタテインメントの特許権を侵害している事実はないと考えており、その正当性を本件訴訟にかかる手続きの中で明らかにしてまいります。
お客さまならびに関係者のみなさまにはご心配・ご迷惑をおかけしますが、『ウマ娘 プリティーダービー』は今後も変わらずサービスを提供してまいります。