Netflixでも配信され世界中から最恐の台湾ホラー映画として称賛を浴びた『呪詛』が、ゲーム化されることが明らかになった。台湾出身の映画監督ケビン・コー氏(柯孟融)が自身の公式Xアカウントで明らかにしたもので、現時点ではPCゲームとして制作中の模様。ファーストルックとなる開発段階のゲーム映像や開発風景が公開されている。
INCANTATION game project.
— Kevin KO (@directorkevinko) August 22, 2023
呪詛 PCゲーム 制作中..
First look (developing stage): https://t.co/AQfPmIImSd#呪詛 #incantation #咒 pic.twitter.com/miywB4vvu2
2022年に公開された『呪詛』(咒)は、2005年に台湾で実際にとある家族に起きた怪奇事件をテーマとした映画作品。主役となるのは6年前にとある宗教的なルールを破り呪いを受けて精神に異常をきたした母親ルオナンと、その子ドゥオドゥオだ。母親の病状に回復が見られ、ふたりはようやく新生活を始めることになるが、そこでふたたび怪奇に苛まれることになる。
映画内の登場人物が撮影した映像データを見るという、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『パラノーマル・アクティビティ』で知られる「ファウンド・フッテージ」の手法が取られており、臨場感と生々しさのある『呪詛』のホラーシーンは全世界から高い評価を受けていた。今回明らかとなったゲーム映像では、薄暗い洞窟の中を一人称視点で突き進む様子が確認できる。
なお映像を見る限り、本作のパブリッシングは台湾のゲームパブリッシャー企業Softstarが担当。Timid Cat Game Studioと呼ばれるスタジオが開発を進めるようだ。台湾史上最恐と呼ばれたホラー映画がどのようにゲーム化されるのか、今後の続報に期待したい。
※画像は公開中の映像からキャプチャしたものです。