海外の掲示板サイト「Reddit」上にて、あるプレイヤーがオンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』に存在する「全2751個のゲーム内アチーブメントを完全に取得した【※】」との“やり込みプレイ”情報が投稿され話題となった。PolygonやGamesRadar+をはじめとする海外ゲームメディアも本トピックを報じている。
【※】日本時間9月28日時点(パッチ6.48)。10月3日(火)配信のアップデートパッチ6.5で追加された22件の新規アチーブメントを除く
執筆時点で全世界2700万以上の累計アカウント数を記録している『ファイナルファンタジーXIV』は、スクウェア・エニックスを代表するRPG『ファイナルファンタジー』シリーズの14作目にあたるナンバリング作品である。作中では3つの国家を軸に成り立つ大陸「エオルゼア」をはじめとした広大な世界を舞台に、シリーズならではの重厚な世界設定で紡がれる物語や強大なボスとのバトル、釣りやハウジングなどの生活系コンテンツ、遊技場「ゴールドソーサー」での麻雀・ミニゲームなど、多彩な冒険を楽しめる。
今回の偉業は外部データ集計サイト「FFXIVcollect」の「Lalachievements」の情報をもとに伝えられたもので、執筆時点でも該当のプレイヤーは、現行サービスで取得可能な全実績を示す「Standard」ルールのランキングにて世界1位の位置づけ。アチーブメント全2751個のなかには非常に困難な努力を要するものも含まれており、例のひとつとして全プレイヤーが所有するキャラクターのうちおよそ59キャラクターしか取得していないとされているアチーブメント「埋もれた財宝:ランク6」の存在が挙げられる。
本アチーブメントは、毎回ランダムな構成のダンジョンをレベル1の初期状態から攻略していくコンテンツ「ディープダンジョン」でフィールド内に隠されたアイテム「埋もれた財宝」を2万個見つけるものなのだが、1回の突入で獲得できる「埋もれた財宝」の数は限られており、最高効率を叩き出したとしても1時間あたり約50個が限界。最速でも400時間分の周回を要する。さらに、取得アチーブメントには極めて運要素が強い宝探しコンテンツを累計20回制覇する「ウズネアカナル深層の覇者:ランク4」も含まれている。
対象の「宝物庫ウズネアカナル 深層」はフロアに待ち構えるモンスターを討伐後、3つの扉からひとつの当たりを探して進んでいくコンテンツ。ただでさえ運試しの要素が強いコンテンツだが前提となる条件のハードルも高く、特定の採取場や別プレイヤーから入手できるアイテム「古ぼけた地図G10」から約50%の確率で別の宝探しコンテンツ「宝物庫ウズネアカナル」への入場権を獲得し、コンテンツ内にてさらに低い確率で出現する入場用アイテム「転送魔紋の地図:深層」を手に入れる必要がある。
上記のほか、ゲーム内における最高難度のバトルコンテンツとして2017年から順次配信されている「絶討滅戦」全5種のクリアや特定の対人戦コンテンツを計4つのロール(役割)それぞれで累計1000回勝利するもの、釣りの採取アイテム1140種類を入手するものなど、獲得に多くの時間を要するものが並んでいる。
Redditでのトピック共有を受けて、あるユーザーは「このうちのひとつを完成させるだけでも相当な困難をともなうはずだが、それをすべてやってのけたのか…。」とコメントしているほか、驚きや疑念の声が寄せられているようだ。
なお、スクウェア・エニックスは「パッチ7.0」に相当する新たな拡張パッケージ「黄金のレガシー」が2024年夏に配信される予定だ。テーマは“新たなる冒険”で「トラル」と呼ばれる新大陸が舞台となることから、数多くの新たなアチーブメントも追加されそうだ。