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『MOTHER2』は北米でどのようにして波及しカルト的人気を獲得したのか? 当時を記した自主制作ドキュメンタリー映画『EarthBound, USA』が配信開始。シリーズの生みの親・糸井重里氏も出演し過去を振り返る

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Fangamerは、『MOTHER2 ギーグの逆襲』(海外名『EarthBound』)に端を欲する海外の熱狂的なファンの活動を記した自主制作ドキュメンタリー映画『EarthBound, USA』のデジタル配信を開始した。価格は72時間のレンタルで7ドルとなっており、映像には日本語字幕も含まれる。

またこれとともに、同社では本作のBlu-ray版の予約受付も開始した。価格は19ドルで、発送は12月中旬を予定している。

本作は、海外版『MOTHER2』である『EarthBound』が初期のインターネットを通じたオンラインコミュニティの活動によりカルト的な人気を形成し、どのようにしてアメリカのファンに波及していったかを振り返るドキュメンタリー映画だ。

公開中のティーザートレーラーでは、本作のあらすじとして『EarthBound』が当初はワゴンに山積みになる程度にしか人気がなかったことや、初期のインターネットを通じて熱狂的なファンがオンラインコミュニティに集い、なごやかに情報交換をしていたことなどが紹介されていく。

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しかしその後、NINTENDO64で発売予定だった『MOTHER3』(EarthBound 64)の開発中止が発表されると、その影響を受けてコミュニティの活動は活発化。続編の制作を求めて嘆願書を作る様子や、徐々にコミュニティが過激化し任天堂への反感を高めていくシーンが紹介されていき、ついにはゲームプログラムの解析や、違法なコピーROMらしきものまで登場していく。

ティーザートレーラーではこのほかにも、シリーズの生みの親である糸井重里氏にインタビューして当時の様子をうかがっているシーンも収録されており、『EarthBound』と北米ファンとの関係がどのようなものであったかを、あらためて知ることができる内容となっているようだ。

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本作の制作は、『EarthBound』のファンサイトであるstarmen.netと、『Undertale』『Hollow Knight』をはじめとした様々なゲームグッズの制作販売で知られるFangamerが手掛けており、完成までに10年もの期間をかけたという。

なおFangamerの商品紹介ページによると、本作の制作においては多数のゲーム業界関係者へインタビューを行っており、最終的にその多くは本編には入らなかったが、いくつもの興味深い話が含まれていたとのこと。この没となったインタビューや、本編で没となったシーンは本作のBlu-ray版に収録されるという。

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『EarthBound, USA』は現在、Fangamerにて配信中だ。価格は72時間のレンタルで7ドルとなっており、映像には日本語字幕も含まれる。

また同社では本作のBlu-ray版の予約を受付中だ。価格は19ドルで、発送は12月中旬を予定している。

ライター
85年生まれ。『勇者のくせになまいきだ。』シリーズの代表的プレイヤーとして名を馳せたツルハシの化身。 10代の頃、メックシューターゲーム『ファントムクラッシュ』とその続編『S.L.A.I.』の世界にハマり、 ディスプレイ越しに見た2071年に帰るべく日々を生きる。TCGとボードゲームも好物。
Twitter:@Dump29

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