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『キャプテン翼』マンガ連載が4月に終了、今後はネームなどの形で“物語”を残す方向へ。作者・高橋陽一氏が最終回までの構想をマンガ化することは現実的でないと判断

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漫画家の高橋陽一氏は1月5日(金)、4月初旬発売予定の「キャプテン翼マガジンvol.20」掲載話をもって、『キャプテン翼』のマンガとしての連載を終了すると明らかにした。

『キャプテン翼』は1981年に「週刊少年ジャンプ」で連載をスタートした作品で、天才サッカー少年・大空翼が個性的なライバルたちと競い合いながら成長していく姿を描く。コミックスの世界累計発行部数は2023年時点で9000万部を突破しているほか、数々のサッカー選手に影響を与えたことでも知られる。

高橋氏は一連の投稿の中で、現在連載中の「キャプテン翼 ライジングサン」以降のシリーズをふくめた最終回までの構想はあるものの、それらをすべてマンガ化するには「この先40年以上かかってしまうかもしれません」と語っており、実現するのは現実的ではないと感じているとのこと。

その理由として、近年では高橋氏自身の体力の衰えと、昨今のデジタル化の波による環境の変化などによって以前から執筆ペースが落ちていたことを明かしている。また高橋氏の長年の目標であった水島新司氏が2022年に亡くなったことも連載終了を考える契機になったという。

一方、ネームなどの形で『キャプテン翼』の物語を残すことは考えているそうで、今後の発表方法については「集英社の編集の皆さんとも相談し、最終号となる次号『キャプテン翼マガジン』vol.20に掲載される最終回の後で、皆さんにお伝えできたらと思っております」とコメントしている。

『キャプテン翼』連載終了にあたっての高橋氏のコメントについては、公式noteアカウントの投稿なども参照されたい。なお、決断に至った経緯などの詳細は1月5日(金)発売の「キャプテン翼マガジンvol.19」につづられている。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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