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『サムライチャンプルー』サントラ4枚がサブスク解禁。「ローファイ・ヒップホップ」のルーツとしても注目の作品で、故・Nujabes氏らが手掛けた

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株式会社フライングドッグは1月8日、アニメ『サムライチャンプルー』のサウンドトラックである4作品を各種サブスクリプションサービスで配信開始した。

配信サービスはApple MusicやSpotify、LINE MUSICといったサービスで、iTunes Storeなどにおいてはダウンロード販売も実施されている。

アニメ『サムライチャンプルー』は『カウボーイビバップ』を手掛けた渡辺信一郎氏が監督を務めたアニメ作品だ。2004年に放送され、ヒップホップ文化の音楽やダンスと江戸時代を舞台とする時代劇が“チャンプルー”のように混ざった作風の作品となってる。

本作のサウンドトラックはShing02と共に制作した「Luv(sic) feat. Shing02」などで知られる元フルート奏者のトラックメイカーである故・Nujabes氏や、ヒップホップ・グループShakkazombie(シャカゾンビ)のトラックメイカー、プロデューサーを務めたTSUTCHIE氏、DJ/プロダクション デュオであるFORCE OF NATURE、トラックメイカー兼ラッパーであるFat Jon氏の4組が手掛けている。

サウンドトラックのアルバムは『departure』、『masta』、『impression』、『playlist』の4枚が存在し、その全てがこのたび配信される。

『サムライチャンプルー』アニメ公式プレイリスト

Nujabes氏といえばソウルからの影響などを色濃く受けた浮遊感のあるサブジャンル「ジャジーヒップホップ」のアーティストとして台頭したが、近年では「ローファイヒップホップ」のルーツとして語られるケースも多い。

その理由は『サムライチャンプルー』がカートゥーンネットワークの大人向け放送枠「Adult Swim」で放送されていたりと世界各国で配信されたことに由来している。アニメ本編と共にNujabesの楽曲が国外でもじわじわと人気を博し、結果として2010年代の後半より流行した「ローファイ・ヒップホップ」のアーティストが少年時代に多大な影響を受けているケースが多いようだ。

いわば近年人気を博す音楽文化のルーツに『サムライチャンプルー』とサウンドトラックの存在があり、サブスク解禁を機に改めて流行の期限を手軽に辿って楽しめるだろう。

サブスク解禁にあわせてアニメ公式プレイリストが公開されており、各種サービスでアーティストごとのプレイリストも用意されている。『サムライチャンプルー』やヒップホップが好きな方はぜひ楽曲を視聴しよう。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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