株式会社WOWOWプラスは、YouTubeチャンネル「シネフィルWOWOW プラス」にて、1962年のSF映画『ラ・ジュテ』の日本語ナレーション版を2月9日に公開した。
公開期間は2月9日より2週間限定となり、日本語ナレーションは声優の大塚明夫さんが担当している。
さあみんな、2週間だけの天国だ。
— シネフィルDVD (@cinefilDVD) February 7, 2024
【本編無料公開】押井守監督の原点でもある、カルト的人気の近未来SF映画『ラ・ジュテ』の大塚明夫による日本語ナレーション版を2/9(金)21:00~YouTube初無料公開! https://t.co/VEPeXgUtg7 @PRTIMES_JPより
『ラ・ジュテ』は、フランスのクリス・マルケル監督による1962年のSF映画。全編がモノクロかつ静止画で構成されたユニークな作風となっている短編。上映時間は28分。
映画の冒頭はパリ=オルリー空港での少年の思い出からはじまり、その後に第三次世界大戦が勃発。壊滅したパリでは、戦争を生き延びた人たちが放射能を避けるために地下で生活していた。支配者層である科学者たちは、タイムトラベルをすることで世界を救おうと考え、少年時代の記憶に取り憑かれた捕虜である主人公を選び出した。
本作はほぼ全編、静止画で構成されており、そこにナレーションによって物語を語る形となっている。その静謐な表現やタイムトラベルをめぐる物語は高く評価されている。基本的なプロットが、テリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』(1995年)に絶大な影響を与えたことでも有名で、『攻殻機動隊』、『イノセンス』で知られる押井守監督も心酔したという。
今回の『ラ・ジュテ』は、2017年にBlu-ray化されたときに新録された『攻殻機動隊』、『メタルギアソリッド』などでおなじみの声優・大塚明夫による日本語ナレーション版となり、その映画のタッチを尊重した静謐な声で物語るものとなっている。
12月8日の発売1ヶ月前です。55年前のクリス・マルケルのSF写真短編映画『ラ・ジュテ』Blu-ray。新たに制作した日本語版でナレーションをしていただいた大塚明夫さんのこの意気込み! 初めて観る方には分かりやすく、昔からご存知の方の『ラ・ジュテ』観は更新される仕上がりです! pic.twitter.com/M17QZRWFNQ
— シネフィルDVD (@cinefilDVD) November 7, 2017
みんな観ようぜ! https://t.co/ADQzOuCZOE
— 大塚 明夫 (@AkioOtsuka) February 10, 2024
今回の『ラ・ジュテ』は2週間限定の公開とのことなので、気になった人は視聴してみてはいかがだろうか。
プレスリリース全文は以下のとおり。
【本編無料公開】押井守監督の原点でもある、カルト的人気の近未来SF映画『ラ・ジュテ』の大塚明夫による日本語ナレーション版を2/9(金)21:00~YouTube初無料公開!
Amazonプライム会員向けの配信サービス、Prime Videoチャンネル「シネフィルWOWOW プラス」の公式YouTubeにて、クリス・マルケル監督によるSF映画の傑作『ラ・ジュテ』の、『攻殻機動隊』『イノセンス』のバトー役でおなじみ大塚明夫による日本語ナレーション版を、2月9日(金)21時より2週間限定無料公開!
テリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』(1995)をはじめ、その後の数多くの<タイム・トラベル>ものに影響を与えた本作。押井守監督が「『ラ・ジュテ』に出会わなかったら、映画監督にはなってなかった」と語り、映画史の中でも特異な地位に屹立する、映画好きなら一度は観ておきたい名作です。
日本語ナレーション版及び字幕版は、「シネフィルWOWOW プラス」でもご覧いただけます。
ラ・ジュテ [日本語ナレーション版](1962年/フランス/28分)
監督:クリス・マルケル
キャスト:大塚明夫(ナレーション)/エレーヌ・シャトラン/ダヴォ・アニシュ/ジャック・ルドゥー
■あらすじ
第3次世界大戦後の廃墟と化したパリ。戦争を生き延びたものの放射能により地下で生活する羽目に陥った科学者たちは、“過去”と“未来”に救済を求める。彼らは少年時代の記憶に取り憑かれた捕虜を選び出し、彼を使ってタイムトラベルを試みる。彼の心には少年時代に空港の送迎台で見た女のイメージが焼き付いていた。実験台での注射で過去に送り込まれた男は、女と再会する。大塚明夫による日本語ナレーション版。
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