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酔っ払い騎士の珍道中を描く中世ファンタジーRPG『Felvidek』の“日本語化”が進行中。ナンセンスなコメディ調が政治的陰謀に満ちたミステリのように変わっていくシナリオが高評価。セピア調の独特のグラフィックなどこだわり作品

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ゲームローカライズを手がけるKurono Studiosの代表サム・L・クロノ氏は、自身のXアカウントにて、酔っ払いの騎士を描く中世ファンタジーRPG『Felvidek』の日本語化が進行中であることを明かした。

対象プラットフォームはPC(Steam)。日本語版の発売時期は不明。

『Felvidek』は、2024年3月に発売されたアドベンチャーゲームの要素が強い中世ファンタジーRPG。

舞台は15世紀のスロバキア。フス派(カトリックを批判した改革派)の略奪者とオスマン帝国のスパイによって荒らされ、恐怖が渦巻いていた。この地を救うには酒飲みの騎士パヴォルと敬虔な司祭マテイに託されたのだった。

『Felvidek』の日本語化が進行中。酔っ払い騎士のコメディ物語が政治的陰謀に満ちたミステリのように変わるシナリオが高評価_001
(画像はSteamより)
『Felvidek』の日本語化が進行中。酔っ払い騎士のコメディ物語が政治的陰謀に満ちたミステリのように変わるシナリオが高評価_002
(画像はSteamより)

本作は一見して『RPGツクール』で開発したようには見えない80年代と90年代のPCゲームが同居したような独特のセピア調のグラフィックが特徴だ。

フィールド移動では見下ろし視点のクォータービュー(アイソメトリック視点)だが、ターンベースの戦闘では一人称視点になっており、攻撃するときに主人公の腕や武器が見える風変りなものとなっている。

『Felvidek』の日本語化が進行中。酔っ払い騎士のコメディ物語が政治的陰謀に満ちたミステリのように変わるシナリオが高評価_003
(画像はSteamより)
『Felvidek』の日本語化が進行中。酔っ払い騎士のコメディ物語が政治的陰謀に満ちたミステリのように変わるシナリオが高評価_004
(画像はSteamより)

Steamでは記事執筆時点で390件のレビューが集まり、「非常に好評」となっている。

投稿されたいくつかのユーザーレビューによると、本作はナンセンスなコメディ調ではあるが、それが政治的陰謀に満ちた探偵小説のように変わるシナリオが高評価となっている。

風変りな中世ファンタジーRPG『Felvidek』の日本語版のリリース時期は不明。今後の続報に期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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