「家庭科のドラゴン」と聞けば、平成男児たちの10割(筆者調べ)が「ああ、アレね……」と、温かな旧懐の気持ちがちょっぴりの羞恥心と共に湧き上がってくることだろう。そんな家庭科のドラゴンが、なんと夏コミ(C104)に出展することが決まったという。
今回コミケ出店を発表したのはオリジナルキャラクターの企画製作を行っている株式会社サンワード。ただし現時点で出店商品の詳細は発表されていない。
こんばんは!コミケ参戦します‼
— 株式会社サンワード【公式】 (@sunward_info) July 1, 2024
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なんのことだかまるで分からん!という令和世代と女性読者の方に説明しておくと、「家庭科のドラゴン」とは、平成世代の男児小学生たちが、家庭科の授業で使う裁縫箱やエプロンなどに好んでつけていた絵柄のことだ。
と言っても特定のキャラクターが存在したというわけではなく、さまざまなグッズが展開されていたのだが、なんとなく以下のような特徴を持っている。
すなわち黒い背景!読めないけどなんか凄そうなアルファベット!いろんなところがトゲトゲしたドラゴン!つよそう!そのトゲの一つ一つに小学生男児の夢とあこがれが詰まっているのである。
こうしたいかにも強そうなドラゴン柄は、いついかなる時でもかっこよくありたいと願う男児小学生たちのハートを鷲掴みにし、多くの女子小学生及び親御さんたちを困惑させてきた。なんなら今でもふつうにかっこいい。
サンワードの公式サイトによれば、同社が展開している「家庭科のドラゴン」こと「ルールレジェ ブラックドラゴン」は今や家庭科の授業を飛び出し、トートバッグやジェットキャップ、ステッカーなど、さまざまなグッズ展開がなされている。今回のコミケ出展ではどのようなグッズが飛び出すのか、楽しみだ。
なお、コミックマーケット104は8月11日(日・祝)~12日(月・振替)の開催となっている。家庭科のドラゴンを引っさげたサンワードは企業ブース1912での出展になるとのことなので、気になった方はぜひ公式Xアカウントなどもチェックされたし。