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メタフィクションな西部劇FPS『コールオブファレス:ガンスリンガー』がセール中。Nintendo Switch版が440円、Steam版が320円のお値打ち価格に 全編が「信頼できない語り手」として進行するストーリーテリングを採用

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Techland開発による西部劇FPS『Call of Juarez: Gunslinger』のSteam版Nintendo Switch版が80%オフのセール中だ。

Steam版が税込1600円⇒320円(80%オフ)、Nintendo Switch版が2200円⇒440円(80%オフ)のセール中。

期間はSteam版が7月19日午前2時、Nintendo Switch版が8月4日までとなっている。

『Call of Juarez: Gunslinger』(コールオブファレス:ガンスリンガー)は、2013年にPS3、Xbox 360向けに発売された西部劇FPS。『Call of Juarez』シリーズの4作目となるが、物語は前作とは繋がりはない。

舞台は19世紀後半のアメリカ西部。ある街にたどり着いた賞金稼ぎのサイラスは、酒場で群衆たちに自分が経験した物語を語りだす。しかしその内容はビリー・ザ・キッド、ジェシー・ジェームズなど実在した伝説的なアウトローたちと関わったという、大げさで誇張されたものだった。

『コールオブファレス:ガンスリンガー』がセール中。Steam版が320円、Nintendo Switch版が440円に_001
(画像はMy Nintendo Storeより)
『コールオブファレス:ガンスリンガー』がセール中。Steam版が320円、Nintendo Switch版が440円に_002
(画像はMy Nintendo Storeより)
『コールオブファレス:ガンスリンガー』がセール中。Steam版が320円、Nintendo Switch版が440円に_003
(画像はMy Nintendo Storeより)
『コールオブファレス:ガンスリンガー』がセール中。Steam版が320円、Nintendo Switch版が440円に_004
(画像はMy Nintendo Storeより)

本作は全編がいわゆる「信頼できない語り手」として進行するメタフィクションな構造を持っている。

プレイヤーが操作することになる世界は、あくまで主人公サイラスが酒場で物語っている世界であり、プレイ中にはサイラスの語りや、耳を傾けている群衆から突っ込みがナレーターとして入ることもある。

あるときにはサイラスはそれまで話していたことを前言撤回し、その内容が「なかったこと」として世界に”その場で”反映されるという意欲的な仕組みとなっている。

本作はFPSとしても経験値システムや西部劇ならでは決闘など、爽快感のあるシステムが高く評価されており、Steamでは1万7000件を超えるレビューが集まっており「圧倒的に好評」となっている。

今回はSteam版とNintendo Switch版がセール中だが、Steam版はセール終了間際となっている。今回の機会に気になった人は購入を検討してみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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