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書籍『スクウェア・エニックスのAI』が発売開始。「日本でもっともわかりやすい、デジタルゲームAIの入門書」を目指した書籍。公式サイトでは冒頭24ページが読めるサンプルが公開中

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ボーンデジタルは、書籍『スクウェア・エニックスのAI』を発売した。

価格は税込5500円。Amazonでも取り扱いを開始しているほか、kindle版も発売中だ。

『スクウェア・エニックスのAI』は、スクウェア・エニックスでAI開発に携わるスタッフたちによる「日本でもっともわかりやすい、デジタルゲームAIの入門書」を目指した書籍。解説の半分までは誰でもわかりやすく書かれており、後半から解説の終わりに向かっては、ほんの少し専門的に書かれている。

書籍『スクウェア・エニックスのAI』が発売開始。「日本でもっともわかりやすい、デジタルゲームAIの入門書」を目指した書籍_001
(画像はスクウェア・エニックスのAI | 株式会社ボーンデジタルより
書籍『スクウェア・エニックスのAI』が発売開始。「日本でもっともわかりやすい、デジタルゲームAIの入門書」を目指した書籍_002
(画像はスクウェア・エニックスのAI | 株式会社ボーンデジタルより
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(画像はスクウェア・エニックスのAI | 株式会社ボーンデジタルより
書籍『スクウェア・エニックスのAI』が発売開始。「日本でもっともわかりやすい、デジタルゲームAIの入門書」を目指した書籍_004
(画像はスクウェア・エニックスのAI | 株式会社ボーンデジタルより

ボーンデジタルの公式サイトでは、冒頭24ページが読めるサンプルが公開されており、各PARTの概略や本書の読み方などが記載されている。目次は以下の通り。

■PART1:ゲームAI
キャラクターの定義
ナビゲーションメッシュ
経路探索、ステアリング、回避
ナビメッシュの拡張
3Dナビゲーション
プランニングを用いた意思決定システム
キャラクターAIとアニメーション

■PART2:キャラクターインタラクション
感情AIを巡る旅:AIは実際に感情を感じているのか?
自然言語処理

■PART3:メタAI
「感情を揺さぶる」メタAI
シューティングゲームのメタAI
卓球ロボットのメタAI
メタAIの効果検証
メタAIとゲームUX
メタAIの展望

■PART4:ディープラーニング
スタイルトランスファー
機械学習による自動リップシンク アニメーション
深層学習によるキャラクターアニメーションの生成  

■PART5:AIによる品質保証の自動化
QAにおけるゲームAIの使用
バックエンド・システム
バグの分類とデータ分析

■座談会
TALK1:若手メンバー編 – AI部から生まれる新しいゲームの可能性
TALK2:セクションリーダー編 – 研究者たちが描く「ゲームxAIの未来像」

またCG・映像の専門情報サイトのCGWORLD.jpでは、書籍から転載されたAI部スタッフの座談会も特別公開されている。若手メンバーセクションリーダーのそれぞれのトークが公開中なので、チェックしてみて欲しい。

書籍『スクウェア・エニックスのAI』は発売中だ。気になった人は購入を検討してみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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