DouYu Japanは、9月1日(日)午前0時をもって同社が配信するライブ配信サービス「Mildom(ミルダム)」のサービスを終了すると発表した。
サービスの終了にともない、プラットフォーム内通貨「コイン」の販売や新規アカウント登録、ファンクラブ加入およびプレミアム会員の受け付けは8月26日(月)午前0時をもって終了する予定だ。
このたび、『Mildom』は2024年9月1日をもちまして、サービスの提供を終了させていただくこととなりました。
— Mildom(ミルダム)【公式】 (@Mildom_Official) August 19, 2024
今までMildomをご愛顧いただきました皆様に、心より御礼申し上げるとともに、突然のご案内となりますことを深くお詫び申し上げます。
「Mildom」は、中国の大手ライブ配信プラットフォームを提供する闘魚(Douyu)と三井物産が運営母体となって2019年にサービスを開始したiOS、AndroidおよびPC向けのライブ配信プラットフォームだ。
本プラットフォームはゲーム実況に特化しており、一時期は人気ストリーマーや芸能人によるゲーム配信やeスポーツ大会などのイベントで賑わいを見せた。
ライブ配信サービス「Mildom」にて「吉本自宅ゲーム部」が開始。東野幸治やケンドーコバヤシなど、人気芸人たちがゲーム番組を放送
一方、2020年にはCygamesや任天堂との間に権利許諾のトラブルが発生。勝敗予想などの利用を想定した機能「えらんでミルダム」も賭博法・風営法に抵触する可能性があるとして疑問視されるなど、複数の問題を抱えたプラットフォームとしても物議をかもした。
Cygamesは2020年3月以降、すべての作品に関してMildomでの投稿・配信を禁止したほか、任天堂も2020年8月から2023年3月までのあいだ動画の投稿・配信を禁じていた。
ライブ配信サービス「Mildom(ミルダム)」で任天堂によるゲーム著作物や『ポケットモンスター』シリーズのゲーム配信が可能に。2020年8月の「配信禁止」発表から2年半越しで解禁