「gamescom 2024」のオープニングナイトライブで、『シヴィライゼーションVII』のゲーム映像が初公開され、2025年2月11日にリリースと発表された。
さらにその後に行われたゲームプレイ映像の配信では、ゲームシステムなどの詳細な情報が初めて公開され、本作の特徴となる「時代」などのシステムが紹介された。あわせてSteamのストアページや公式サイトなども更新されている。
今回公開されたプレイ映像では、エジプトのクレオパトラを使用して、文明の立ち上がりから戦争の様子まで、実際のプレイがどのようなものになるのかを解説を交えつつ紹介している。
『シヴィライゼーションⅦ』のゲームシステムは、前作『シヴィライゼーションⅥ』をベースとしつつ、「時代」とそれによってダイナミックに変化していく文明の発展についての要素が大きな特徴となっている。またデフォルメ調だった指導者や都市、マップなどのグラフィックはリアル志向なものと変わっているようだ。
マップは前作同様のヘクスタイルで、序盤は都市を建設し、斥候を派遣して周囲の探索を行っていく、という点などは変わらない。ただ、今回は河川に新たに滝の要素が増えたほか、帆走術にあたる技術を取得することで河川を遡ることもできるようになっているらしい。
「時代」は本作の大きな特徴となっている要素だ。ゲームは「古代」、「探検の時代」、「現代」という3つの「時代」に分かれており、各時代ごとに目標を達成することで次の時代における優位を得られるほか、どのような目標を達成したのかによって文明をどのように成長させられるのかも変わってくるらしい。
今作では、文明と時代とが大きく結びついており、時代が移り変わるごとに文明をどのようなものとするのかを選択できるようになっている。例えば古代に「エジプト」として始まった文明は、「探検の時代」に入るとSONGHAI(ソンガイ帝国)やMONGOLIA(モンゴル帝国)などに変化する可能性がある。
もちろん史実に沿った形で文明を発展させることもできるが、ゲーム上なるべく有利になるよう文明を変化させていくこともできる。どのような選択が可能になるのかは、ゲーム中に行った行動やリーダーの選択によって変化するのだという。ある時代に特有の文明や資源、探索可能な土地なども存在しており、その時代、その文明に対して、より深い没入感が得られるようになっているようだ。
他の文明とは交渉によって平和的な交易なども行えるが、もちろん戦争になることもある。戦闘ユニットもグラフィックは前作よりリアル志向になっているが、確認できる限りベースのシステムは大きく変わってはいないように見える。
また本作はシリーズで初めて、指導者を文明から切り離して選択できるようになっている。各指導者はそれぞれ固有の能力を持っており、文明との組み合わせによって、これまでになく自由度の高い戦略を練ることができそうだ。指導者は成長によるボーナスもあり、文明の進む方向性にもこれまで以上に大きく関わってくるようだ。
また、マルチプレイの仕様についても言及されており、これまでのように複数の時代を通してほかプレイヤーと競うこともできる一方で、1つの時代だけを選んで手軽にプレイすることもできるようだ。PCとコンソール間でのクロスプレイも可能とのこと。マルチプレイでの面白さという点もこれまで以上に広がっていくようだ。