ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は3月19日(水)、同社が開発・展開するカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』(以下、『MtG』)の最新拡張セット「タルキール:龍嵐録」の内容を紹介するデビュー配信を実施。同セットのスペシャルゲスト枠として、“フェッチランド”の対抗色サイクル5種を収録すると発表した。
「タルキール:龍嵐録」は2025年4月11日(金)より発売予定となっており、スペシャルゲストのフェッチランドは通常版がプレイ・ブースターから、フォイル版がコレクター・ブースターから、それぞれ排出されるとのこと。
A storm of draconic proportions is brewing over #MTGTarkir.
— Magic: The Gathering (@wizards_magic) March 4, 2025
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『MtG』はアメリカの数学者、リチャード・ガーフィールド氏が開発し1993年に発売された世界初のTCGである。ゲームのなかでプレイヤーは次元を渡る強大な魔法使い「プレインズウォーカー」となり、様々な魔法を駆使して他プレイヤーを打倒することを目指す。
『MtG』に登場するさまざまな次元ではいずれもユニークな世界が展開されており、今回の拡張セットで訪れる次元「タルキール」のなかでは、強大な龍たちと5つの個性的な“氏族”にまつわる物語が描かれる。
今回発表されたフェッチランドは、『MtG』をプレイするにあたって基盤となるカードタイプである「土地」の一種であり、ライフを支払いフェッチランドを生贄に捧げることで、デッキ内から条件にあった土地を戦場へ出す能力を持っている。
状況に応じて有効な土地をサーチできる対応力や、デッキからカードを出すことによるいわゆる“圧縮”、また起動したフェッチランドが墓地に落ちることを利用した墓地枚数の水増しなど、用途は非常に幅広い。長年に渡って多くのフォーマットで使用される人気カードとなっている。
先の3月14日には、フェッチランドの一種である「血染めのぬかるみ」なども登場するテレビ番組が放送され、話題となった。
今回スペシャルゲストとして収録されることが発表されたのは、デッキから持ってこられる土地の種類や持ってきた後の挙動によっていくつか種類のあるフェッチランドのなかでも、「対抗色フェッチ」と呼ばれる二色の組み合わせで構成された5種類。発表によると、それぞれイラスト違いのものも存在するという。
今回収録されるフェッチランドは一般的なパックである「プレイ・ブースター」より通常版が、高額パック「コレクター・ブースター」よりフォイル版がそれぞれ排出される。
くわえて、本拡張セットにおいて象徴的な存在である「龍」のウロコをイメージした“ドラゴンスケイル・フォイル”という特別仕様のフォイル版も、コレクター・ブースターから出現する可能性があるそうだ。
特別な一枚を求めるプレイヤーは、「タルキール:龍嵐録」のコレクター・ブースターパックの購入を検討してみてもいいかもしれない。