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『刃牙』と秋田書店の”工事現場”がコラボしSNSで話題に。「範馬親子の激闘の余波が現実世界にまで及んでしまった」というていで「史上最強の親子喧嘩により本社屋は倒壊いたしました」と書かれた看板が置かれる

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3月25日(火)、株式会社秋田書店は、社屋の建て替えに伴い板垣恵介氏の描く格闘マンガ『刃牙』シリーズの名場面である”史上最強の親子喧嘩”の演出を看板で実施したことを発表した。

「範馬親子の激闘の余波が現実世界にまで及んでしまった」というテイストで、工事現場には「史上最強の親子喧嘩により本社屋は倒壊いたしました 秋田書店」とメッセージの書かれた看板が展示されている。この看板は、SNSでも話題になっている。

『刃牙』シリーズの作者である板垣恵介氏は、この看板が設置されたことについて「ビル1棟で済んだのは幸運というべきだ、ほんの小競り合いだったのだろう……」とコメントを寄せている。

『刃牙』シリーズは、1991年より週刊誌「週刊少年チャンピオン」に向けて連載を開始。地上最強の生物である「範馬勇次郎」を父親に持つ高校生「範馬刃牙」は、東京ドーム地下に広がる地下闘技場で王者として君臨する。累計発行部数は1億部を超えており、アニメ化や映画化もされた。

なお、秋田書店の代表取締役社長である山口徳二氏は、「近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけいたします」と謝罪し、「こっちの勝手な解釈ですが、この塀の向こうで範馬家の最強親子喧嘩が繰り広げられていたと想像してみてください。殺風景な工事現場も少しは楽しめる場所になるのでは」と語り、「やはり勝手な解釈ですね」とコメントした。

記事執筆時点では、『刃牙』シリーズは第6部『刃牙らへん』が連載中。単行本は第3巻まで発売中だ。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています。


板垣先生コメント到着!!50年の歴史を継承し、新社屋へ――さらなる発展へ向けた一歩

“刃牙の史上最強の親子喧嘩”で秋田書店が倒壊ッ!?
倒壊の経緯と近隣の皆様への謝罪を伝える限定グラフィックが3月24日より本社屋工事現場にて公開!作者・板垣恵介氏「ビル1棟で済んだのは幸運というべきだ、ほんの小競り合いだったのだろう……」

秋田書店の工事現場と『刃牙』がコラボしSNSで話題。「史上最強の親子喧嘩により本社屋は倒壊いたしました」と書かれた看板が現場に_005

株式会社秋田書店(所在地:東京都文京区、代表取締役社長:山口徳二、以下「秋田書店」)は、社屋の建て替えに伴い、当社の代表作の一つである格闘漫画「刃牙」シリーズの魂を刻み込む壮大な演出を実施いたします。

「刃牙」シリーズは、週刊少年チャンピオンで1991年より連載を開始し、地上最強の生物・範馬勇次郎を父親に持つ、高校生・範馬刃牙が主人公の格闘漫画として、読者の皆さまを魅了してきました。東京ドーム地下に広がる地下闘技場で高校生ながら、王者として君臨する刃牙。

数々の達人、超人たちとの闘いを繰り広げる中で成長し、その父親・勇次郎との「史上最強の親子喧嘩」を繰り広げ、両者勝利と言う結末を持って、因縁に一旦の決着をつけた本作。累計発行部数1億部を超える大ヒットを記録しており、アニメ化や映画化もされ、国内外で熱狂的な支持をいただいています。

そんな「刃牙」の舞台裏を支えてきた当社の本社屋(所在地:東京都千代田区)は、老朽化に伴う建て替えのため、2025年1月6日に本社を一時的に駒込へ移転。長年にわたり出版社の歴史を刻んできた旧社屋は、建て替えに向けて順次解体されます。

そこで、3月24日より、解体する本社屋の工事現場の仮囲いに「刃牙」シリーズ屈指の名場面である”史上最強の親子喧嘩”をテーマにした演出を施しました。主人公・刃牙が、地上最強の男であり最強の父・範馬勇次郎に挑んだ戦い。その激突は「街が揺れるほどの衝撃」と称されるほど壮絶で、多くの読者に「最強vs最強の激闘」として記憶されています。

また、解体工事に伴う影響に対して、刃牙が近隣の皆さまに謝罪するグラフィックもあわせて公開。「範馬親子の激闘の余波が現実世界にまで及んでしまった」——工事現場という避けられない現象をユーモアと創造性をもってエンターテイメントへと昇華させることで、工事の影響を単なる不便ではなく、楽しめる体験へと転換していきます。

そうすることで、長年支えてくださった読者の皆さまと特別な瞬間を共有し、近隣の皆さまにも少しでも楽しんでいただけるよう工夫を凝らし、街の一風景として親しんでいただけることを願っています。

また、「刃牙」シリーズの作者・板垣恵介先生からは「ビル1棟で済んだのは幸運というべきだ、ほんの小競り合いだったのだろう……」とコメントを寄せていただきました。

なお、当社代表取締役社長の山口徳二は、「老朽化に伴い社屋を解体する運びとなりました。近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。

こっちの勝手な解釈ですが、この塀の向こうで範馬家の最強親子喧嘩が繰り広げられていたと想像してみてください。殺風景な工事現場も少しは楽しめる場所になるのでは。やはり勝手な解釈ですね。しばしの間、ご迷惑をおかけいたしますがお許しください」とコメントしています。

さらに、「刃牙」シリーズ初代担当であり、当社常務取締役の沢考史も、「新しいマンガ!新しい世界!!新しい時代!!!創り出すエネルギーが、刃牙と勇次郎の『地上最大の親子喧嘩』には噴出しています。

その勢いで、まずは弊社旧社屋を大解体・超粉砕!秋田書店も新しい時代に生まれ変わります。近隣の皆様、誠に恐縮ですが、しばしのご寛恕お願いいたします……拝!」と、作品への熱い想いとともに語っています。

当社の本社屋は1973年に竣工し、50年以上にわたり数々の名作を生み出してきました。しかし、さらなる発展を目指し、2027年9月に新社屋を竣工する予定です。

限定グラフィックが掲出された秋田書店本社屋工事現場

コメント一覧

■「刃牙」作者・板垣恵介先生
ビル1棟で済んだのは幸運というべきだ、ほんの小競り合いだったのだろう……

■秋田書店 代表取締役社長 山口徳二
老朽化に伴い社屋を解体する運びとなりました。近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。

こっちの勝手な解釈ですが、この塀の向こうで範馬家の最強親子喧嘩が繰り広げられていたと想像してみてください。殺風景な工事現場も少しは楽しめる場所になるのでは。やはり勝手な解釈ですね。しばしの間、ご迷惑をおかけいたしますがお許しください。

■常務取締役 沢考史(グラップラー刃牙連載開始時編集担当)
新しいマンガ! 新しい世界!! 新しい時代!!!
創り出すエネルギーが、刃牙と勇次郎の「地上最大の親子喧嘩」には噴出しています。その勢いで、まずは弊社旧社屋を大解体・超粉砕!秋田書店も新しい時代に生まれ変わります。近隣の皆様、誠に恐縮ですがしばしのご寛恕お願いいたします・・・拝!

「刃牙」シリーズとは

秋田書店の工事現場と『刃牙』がコラボしSNSで話題。「史上最強の親子喧嘩により本社屋は倒壊いたしました」と書かれた看板が現場に_014
「刃牙らへん」板垣恵介 秋田書店 「週刊少年チャンピオン」所蔵

大人気格闘マンガ「刃牙」シリーズは、「週刊少年チャンピオン」で1991年より連載を開始し、地上最強の生物・範馬勇次郎を父親に持つ、高校生・範馬刃牙が主人公の格闘漫画。

東京ドーム地下に広がる地下闘技場で高校生ながら、王者として君臨。数々の達人、超人たちとの闘いを繰り広げる中で成長し、その父親との「史上最強の親子喧嘩」を繰り広げ、両者勝利と言う結末を持って、因縁に一旦の決着をつけた本作。
その後も、時を超えて現世に舞い降りた宮本武蔵との闘いや日本書紀に登場する古代相撲の継承者・野見宿禰との闘いを描いてきた。
そして、最新シリーズ第6部の「刃牙らへん」は、「刃牙」シリーズ界、往年のキャラが続々登場ッッ!!

ジャック範馬の強さへの飢えや闘争への純度に魅入られ、噛道と相対すべく、鎬を削る男たち。最初にジャックとぶつかる大物、それは久々登場“紐切り”鎬昂昇…ッ!!”道”を歩み進みし先にある強さが ここらへんにッッ!!

■板垣恵介先生プロフィール
1957年4月4日・北海道生まれ。高校を卒業後地元で就職するが、後に退職し19歳で陸上自衛隊に入隊。習志野第1空挺団に約5年間所属し、アマチュアボクシングで国体にも出場する。その後病による入院を期に自衛隊を除隊し、様々な職を経験しながら漫画家を志す。30歳のとき、漫画原作者・小池一夫の主催する劇画村塾に入塾し、『メイキャッパー』でデビューを果たす。1991年に連載スタートした『グラップラー刃牙』から始まる「刃牙」シリーズは、格闘漫画の新たな地平を切り拓いた名作となった。他の代表作として、『餓狼伝』(原作:夢枕獏)、『謝男(シャーマン)』などがある。

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株式会社秋田書店について
■新社屋の概要
新社屋所在地: 東京都千代田区飯田橋2-10-8
竣工予定時期: 2027年9月竣工予定
■会社概要
社名: 株式会社秋田書店
創立: 1948年8月10日
代表者: 代表取締役社長 山口徳二
事業内容: 雑誌・書籍・コミックス・文庫・児童図書・メディアミックスなど
コーポレートサイト: https://www.akitashoten.co.jp/

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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