映画シアター「新宿武蔵野館」「新宿シネマカリテ」が開催するイベント「新宿東口映画祭2025」は5月17日(土)、TVアニメ『チャージマン研!』(以下、チャー研)上映回のチケット販売を開始した。
上映は5月29日(木)19:45の回となり、新宿シネマカリテにて一夜限定の上映となっている。鑑賞料金は1,500円。
『チャージマン研!』は1974年に全65話が放映されたショートアニメ。100年後の未来と日常を舞台にしており、主人公・泉研が「チャージマン」に変身(※作中では“変装”と表現)することで地球侵略を企むジュラル星人の陰謀に立ち向かう。
株式会社ナック(現ICHI)が製作を行った「ナックアニメ」の1つであり、現代基準では突飛で奇抜な展開、低予算が故の独特な描写の数々がネットで話題となった。
去年の2024年に放送50周年を迎えており、今現在も低予算アニメの金字塔として注目を集め続けている。
本映画祭は2021年からナックアニメや関連作を上映し続けているが、ナックアニメの中で特に人気な『チャー研』を取り扱うのは初となり、満を持しての劇場上映となる。
今回は上映エピソードをファン投票で決定しており、全65話の中から選ばれた12エピソードは以下の通り。
#1「危機!! 子供宇宙ステーション」
#3「蝶の大群が舞う」
#4「謎の美少年」
#12「野菜サラダが食べられない」
#16「殺人レコード 恐怖のメロディー」
#25「雄一少年を救え!」
#27「燃える毒きのこの家」
#35「頭の中にダイナマイト」
#41「シンデレラの少女」
#55「エジプトで出会ったやつ」
#56「暴走!馬上の研」
#65「勝利!チャージマン研」
『チャー研』という作品の魅力がふんだんに詰まっており特に印象的な回として挙げられやすい第35話「頭の中にダイナマイト」はもちろん、主人公・泉研の最初の活躍を描く第1話「危機!! 子供宇宙ステーション」、ジュラル星人との最後の死闘を描く最終話「勝利!チャージマン研」も上映予定。
ほぼ一話完結型の作品のため、初心者も安心して“チャー研沼”に足を踏み入れられるラインナップなのが特徴だ。
【#新宿東口映画祭2025】
— 新宿東口映画祭 (@shinjuku_f_fest) April 13, 2025
『#チャージマン研!』
1974年に10分枠の帯番組として放送されたショートアニメーション。主人公の泉研が「チャージマン」に変身し、地球侵略を目論む「ジュラル星人」から地球を守るために奮闘する物語。#シネマカリテ にて🎞️5/29(木)19:45https://t.co/iDm9x2y468 pic.twitter.com/pdvy2w95Da
上映後には特別対談イベントも予定されており、株式会社ICHI(旧ナック)の代表取締役・吉野百子氏、かつてはナックでアニメ製作に携わっていた武蔵野興業株式会社の代表取締役社長・河野義勝氏が登壇する。
なお、新宿東口映画祭のプログラム上映劇場は「新宿武蔵野館」「新宿シネマカリテ」の両方が混在するが、今回の『チャー研』の上映は「新宿シネマカリテ」となるため、間違えないように足を運びたい。