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宮本茂氏の功績を論じた研究書籍『ゲームクリエイター 宮本茂 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア』刊行決定。ゲーム文化全体に多大な影響を与えた「現代ビデオゲームの父」を海外の研究者が論じる

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任天堂の宮本茂氏がゲーム文化に与えた影響などの功績を研究した書籍『ゲームクリエイター 宮本茂 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア』が、今年7月に刊行されることが決定した。

版元のディスクユニオンは、今月23日に小島秀夫監督をテーマにした研究書籍「ゲームデザイナー 小島秀夫論」を刊行。今回の宮本茂氏をテーマとした書籍は、同書に続くGame Studiesシリーズの2冊目の書籍となる。

『ゲームクリエイター 宮本茂 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア』今年7月に刊行決定_001

著者は海外の研究者で、イリノイ工科大学でレトリック(表現理論)を専門としているジェニファー・デウィンター教授。同氏は日本のメディアに関する研究を出発点として、 デジタル技術を用いたメディアコンテンツの開発と研究に取り組んでいる。

本書では『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』『ドンキーコング』といった任天堂の数々の名作シリーズを生みだし、「現代ビデオゲームの父」として世界的な知名度を誇る宮本氏の足跡を紹介しつつ、同氏がビデオゲーム文化全体に与えた影響を読み解く。

『ゲームクリエイター 宮本茂 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア』今年7月に刊行決定_002
(画像はスーパーマリオブラザーズ | ファミリーコンピュータ | 任天堂より)
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(画像はゼルダの伝説 | ファミリーコンピュータ | 任天堂より)

書籍は今年7月に刊行予定で、価格は税込2300円。現在ディスクユニオンの公式サイト上で予約の受け付けを行っている。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています


大好評『ゲームデザイナー小島秀夫論』につづく、 Bloomsbury Academic(UK)のGame Studiesシリーズの第2弾!「Nintendo Switch 2」も大好評!任天堂のゲーム開発者、宮本茂についての海外の研究者による、優れた研究本の名著がついに刊行!

『ゲームクリエイター 宮本茂 世界を変えたゲームづくりの思想とアイデア』今年7月に刊行決定_004

宮本茂とは?
『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』『ドンキーコング』など数々の名作を生み出し、ゲームの神様として世界的に知られるゲームクリエイター。
ゲーム関係者としては史上初となる文化功労者受賞(2019年)の他、おもな受賞歴などは以下のとおり、
・フランス政府芸術文化勲章「シュバリエ章」(2006 年)
・TIME 誌「世界で最も影響力のある 100 人」(2007 年)
・第 3 回 ELAN アワード「VIDEO GAME HALL of FAME
(生涯功労賞)」受賞(2009 年)
・英国アカデミー賞フェローシップ賞(2010 年)
など多数

宮本茂の何がすごいのか ? を解説。
<おもな内容>
1章 工業デザイナーから現代ビデオゲームの父へ
2章 空間的な物語という成功方程式――ゲーム世界のキャラクター
3章 ゲームから体験へ――自由と表現をデザインする
4章 宮本茂の転換点――Wii によるゲームデザインの再生
5章 宮本が語る――ゲーム開発者会議基調講演
6章 文化全体への影響力

著者略歴
ジェニファー・デウィンター:イリノイ工科大学教授。専門はレトリック(表現理論)。日本のメディアに関する研究を出発点として、デジタル技術を用いたメディアコンテンツの開発と研究に取り組んでいる。日本の研究者および教育機関と密な連携をはかり、大阪大学や立命館大学と提携して、没入型メディア開発の教育プログラムも実践。
マサチューセッツ州のIntentional Design Studio創設ディレクターでもあり、さまざまな企業や政府機関に対して、没入型デジタルメディア開発のコンサルティングもおこなっている。

【7/8 発売予定新刊案内】
ゲームクリエイター宮本茂世界を変えたゲームづくりの思想とアイデアハーツハイム・ブライアン・ヒカリ[著]
樋口武志[訳]
四六/並製/320ページ
ISBN978-4-86647-233-1 C0076
予価:本体2,300円+税
発行元:DU BOOKS 発売元:株式会社ディスクユニオン

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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