任天堂は6月3日、同社が展開するインタビュー企画「クリエイターズボイス」の特別編として、半導体メーカーNVIDIAのCEOであるJensen Huang氏の動画を公開した。
任天堂が開発し6月5日に発売を予定している新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」にも、NVIDIA社製のカスタムプロセッサーが搭載されている。
動画のなかでは2017年に発売されたゲーム機「Nintendo Switch」のために、NVIDIAが費やしたエンジニアの人月が“500人年”におよぶことを明らかにするなど、開発の裏側が語られている。
その結果についてHuang氏は「あらためて説明するまでもありません」と表現しつつも、「家族をひとつにし、インディークリエイターの背中を押し、ゲーム機のあり方を再定義した」


また、Huang氏は任天堂の元代表取締役社長で、2015年に亡くなった故・岩田聡氏についても言及。岩田氏が“夢”を語ってくれた日のことを想起しつつ、岩田氏の作りたかったものは「まだ誰も見たことのないもの」であったと振り返った。
「彼の明晰さと目的は、今でも私たちの日々の仕事にインスピレーションを与えてくれています」と、Huang氏やNVIDIAにとって岩田氏の存在がいかに大きなものであったかを語り、Nintendo Switch 2は「岩田さんの描いたビジョンにふさわしい、新章のはじまり」であると宣言した。



NVIDIA製カスタムプロセッサを搭載した、任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」は6月5日より発売される予定だ。