株式会社ポケモンは、6月2日、小児向けMRI検査の説明用動画『ポケモンといっしょにMRIけんさのようすをみてみよう!』を、キヤノンメディカルシステムズと共同で制作したことを紹介する記事を公開した。
ポケモンといっしょに、医療を受ける子どもたちをサポートしたい。
— ポケモン公式 (@Pokemon_cojp) June 10, 2025
そんな思いから始まった、MRI検査を受ける子どもたちをサポートする取り組みを紹介!
キヤノンメディカルシステムズと共同で、360°カメラで検査を体験できる映像を制作しているよ。
ぜひチェックしてね!https://t.co/eczuyOYKds… pic.twitter.com/wdRe6MprYA
『ポケモンといっしょにMRIけんさのようすをみてみよう!』は、MRI検査を怖がる子どもたちの不安を和らげることを目的としているMRI検査の現場で使用されている動画。
視覚だけでなく聴覚的にもリアルなプレパレーション(治療や検査に臨む前に、不安感を取り除くための事前説明)を行う工夫が凝らされている。
「うごかないでね」と伝える場面では、いねむりポケモンのカビゴンや、まねポケモンのウソッキーを選定。また、磁場を利用するMRI検査室に持ち込めないものを紹介する際は、じしゃくポケモンのコイルが登場している。またMRIの大きな音を紹介する場面では、ピカチュウが驚いた顔で登場している。
MRI検査の実際の様子を360度カメラで撮影、さらにMRI特有の大きな音も包み隠さず収録されている点が特徴だ。



MRI検査とは、病気や怪我などを患う子どもたちの病状を正しく把握するために必要なものだが、検査中は大きな音が鳴り響き、狭い検査機器の中で長時間じっとしている必要がある。
子どものなかには、恐怖で入ることができなかったり、じっとできずにいる子供もいたという。そのためやむをえずリスクがともなう鎮静剤を使うこともあった。そこで子どもに大きな音など体験的にわかりやすく紹介する本動画によって、子どもの不安をやわらげ、安全・安心にMRI検査をしてもらうわけだ。
SNSでは「ポケモンが応援してくれたら頑張れる」、「子どもがやるときに見せたかった」など反響が寄せられている。