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陶芸シミュレーションゲーム 『陶芸マスター』で作った作品を本当に備前焼にする。「ゲームさんぽ/よそ見」の新映像が公開。独特の細長さを誇る「岡山の秋」の焼き上がりは、いかに

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6月22日、株式会社よそ見は、さまざまな専門家を呼びゲームを観察する企画「ゲームさんぽ」の新たな動画「『陶芸マスター』の作品をガチの備前焼にしてみた(してもらった)/ゲームさんぽ」をYouTubeチャンネルとニコニコ動画に向けて公開した。

2024年12月8日に岡山県立美術館のイベントで、マスダ氏が制作した陶芸作品を「本物の備前窯で実際に焼いてみよう」という企画だ。備前焼作家である宮尾昌宏氏の備前焼窯に作品を設置する様子が見られる。

この動画に登場する陶芸作品は、陶芸シミュレーションゲーム『陶芸マスター』を本物の陶芸家と遊び、どのような作品ができてしまうのか実際にやってみた企画「【陶芸マスター】一流作家の助言により奇天烈な作品が爆誕/ゲームさんぽ×岡山県美」で誕生したものだ。

ゲームで制作した奇抜な形状の陶器「岡山の秋」が、2分の1スケールで実物として再現。マスダ氏の制作した陶芸作品「岡山のスズメ」とともに、窯に入れる準備を進めることとなる。

窯の中には専用のステージが用意されており、準備は万端。ちょうど窯の中央部にマスダ氏の作品が設置され、火が入れられることとなった。しかし、いきなり窯に入れて焼くのではなく、仕込みとしてどのような模様をつけるのか議論がはじまる。

マスダ氏は宮尾氏にアドバイスを乞いながら、新作「岡山のスズメ」の模様をどうするべきか悩む様子が見られる。

執拗に「グラデーション」にこだわるマスダ氏の意見を聞き、宮尾氏は藁を取り出して指に巻き付けてほぐし、丸めてから作品の中に投入するよう指示。鳥の巣のような形状となった。

いざ、窯入れとなった際には、左ひざを負傷しているマスダ氏の代わりにいいだ氏が窯に陶器を投入。想像していたよりも繊細な作業の連続に、マスダ氏といいだ氏は神経をすり減らした様子だ。

動画の26分30秒あたりでは、実際に焼きあがった陶器を開封する映像も見られる。完成した「マスターマスダ×宮尾さん」のコラボ陶器は、新たなオフィスに展示される予定のようだ。前回のゲームの映像と共に作品が作られる様子も、同YouTubeチャンネルなどで公開されいているので、気になった方はぜひそちらもあわせて視聴してみてほしい。

なお、宮尾さんによると、備前焼とは「定義は曖昧ではある」としつつも、備前地方で採れる田土(ひよせ)と呼ばれる粘土を使用し、釉薬をかけずに焼いた「焼締め」と言う手法で作られたものを指すようだ。

『陶芸マスター』の作品をガチの備前焼にしてみた(してもらった)/ゲームさんぽ」はYouTubeチャンネルとニコニコ動画に向けて公開中だ。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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