9月26日、ライブストリーミングプラットフォームのTwitchは、ライブ配信を一時停止したり、巻き戻したりできる新機能「Stream Rewind」を発表した。
記事執筆時点では、この新機能はチャンネルのサブスクライバーおよび月額有料サービス「Turbo」(月額1499円)のユーザーに限定して先行提供される。Twitchは今後、全てのユーザーが利用できるように展開していく予定であるとしている。
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— Twitch Support (@TwitchSupport) September 25, 2025
Turbo and Channel subscribers can now pause, rewind, and catch up on eligible streams ⏪
Learn more in our dedicated Help Article:
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新機能「Stream Rewind」が有効になっているチャンネルでは、視聴者は動画プレイヤーのシークバーを操作して、ライブ配信中の任意の時点に移動できる。一時停止や巻き戻しを行っている間も、チャットはリアルタイムで流れ続けるため、コミュニティの反応を見ながら過去の場面を確認することが可能だ。
配信者がこの機能を利用するには、Twitchでチャンネルを収益化している、アフィリエイトまたはパートナーであることが条件となる。また、クリエイターダッシュボードのVOD設定で「過去の配信を保存する」と「常にVODを公開する」の2つの項目を有効にしている必要があり、これらの設定が有効なチャンネルでは、「Stream Rewind」は自動的に有効化される。
なおTwitchによると、本機能のチャンネルサブスクライバーとTurboユーザーへの先行提供は、巻き戻し再生時の広告配信との兼ね合いによるものだという。これらのユーザーは通常広告が表示されないため、技術的な調整なしに本機能を提供できるというわけだ。将来的には広告配信の仕組みを整備した上で、全視聴者への展開を目指すとしている。