9月27日、東京ゲーム賞にて「周年タイトルトーク ステージ」が開催され、その中で『テイルズ オブ』シリーズ IP総合プロデューサー・富澤祐介氏が同シリーズのリマスタープロジェクトについて言及した。
このトークステージには富澤氏のほか、『eFootball™』シリーズ統括プロデューサーの田谷淳一氏、『龍が如く』シリーズチーフプロデューサーの阪本寛之氏、TGS2025公式MCの田口尚平氏が出演。2025年に記念すべき周年を迎える3大タイトルのプロデューサーが集まり、長年愛され続ける作品の裏側に迫っていくという内容だ。
富澤氏は『テイルズ オブ』シリーズのリマスタープロジェクトについて「早めにゴールまでたどり着けそうだなと思ったものから、どんどん発表して発売していこう」、「なるべくペースを上げつつ作っていこう」と自らの方針を語っている。
本シリーズは第1作が1995年発売と長く続いているだけに、各タイトルのソースデータがどこに保管され、誰が管理しているのか、といったところからリマスターの作業をはじめる必要があるという。仮にデータが見つかったとしても穴だらけだったりと、表には現れづらい苦労があることを話した。
そのため、近年では何作も並行してチェックしたのち、比較的早期に完成できそうなものから着手しているとのこと。それが結果的には一作でも多く、早くユーザーに届けることにつながるのではないか、と考えているそうだ。
「どうしてこの順番で発表されるんだろう?」と思うファンの方もいるかもしれないとしつつ、開発陣としては一本でも早く発売し、ワールドワイドのユーザーに過去作に触れる機会を提供しながら、シリーズを未来に向かって成長させていきたいと話している。
『テイルズ オブ』シリーズのリマスタープロジェクトは2024年8月に始動が発表され、これまでに『テイルズ オブ グレイセス エフ』と『テイルズ オブ エクシリア』のリマスターが発表されてきた。