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AI動画生成「もう実写」「見分けつかない」── OpenAIの新モデル「sora 2」世界中のSNSで“衝撃”。映像がすごすぎると話題に

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OpenAIが9月30日に公開した最新AI動画生成モデル「sora 2」が現在日本を始め、全世界で大きな話題になっている。

本AIは2024年2月に公開されたAIモデル「sora」を大幅に強化した生成モデルだ。本モデルの特徴として、従来のモデルでは再現不可能であった“まるで実写のような”現実世界の事象に基づいた正確な映像が出力される点が特徴的。現在はiOSでのみ利用可能だ。

今回のリリースを受けて、SNS上ではそんなsora 2の技術に驚くユーザーで溢れており、パッと見では現実の映像と見分けのつかないその再現性の高さに多くのコメントが寄せられている。

一部を紹介すると、小説家「ダ・ダ・恐山氏」の投稿では、道端に落ちたダルマをスマホを使ってふたりの若者が撮影する様子が描かれていた。映像内では、リアルに再現された人物像をはじめ、若者たちが実際に日本語も喋っており、その再現度の高さはまるで実写。AIということが明記されてなければ、実写の映像と判別することはとても難しいように感じる。

実際同氏もポスト文で、「全編架空で実在しないのに全てがリアルすぎてもうメディアを通じて現実と非現実を見分けるのは無理だなと思った」と語っており、現在のAIの精度の高さに驚くユーザーで溢れた。

なお、ゲーム制作におけるAIの活用もユーザー間では話題になっており、AIクリエイター兼ゲーム開発者の852話の投稿したポストでは、キャラクターの戦闘モーションにおける「2Dエフェクト」表現が紹介された。

映像内ではキャラクターがグリーンバッグ上でさまざまな攻撃モーションをする様子が描写。エフェクトは実際のゲームに実装されていても違和感がなさそうなほど、クオリティの高いものになっている。今後はこのようなAI動画がゲーム開発現場において活躍するシーンもあるかもしれない。

一方で、本AIの登場を懸念する声も多く上がっており、権利者への許諾プロセスを無視した著作権的に問題がある動画や政治的なフェイク動画・ディープフェイクなどが問題として扱われている。

実際これらの問題は現段階では法で規制されておらず、倫理的ガイドラインの策定やAIの利用を規制する国際的な枠組みの構築が今後の課題になってきそうだ。

「sora 2」は現在iOSで配信中。記事執筆時点ではアプリの利用は「完全招待制」となっており、すでにアプリを利用できるユーザーに招待コードを発行してもらわないと生成機能は利用できない。

詳細は公式ニュースにて確認できる。

ライター
マヌルネコを愛してやまない雑多ゲーマー。好きなゲームは『A Hat in Time』『Red Dead Redemption 2』『Sky 星を紡ぐ子どもたち』『オクトパストラベラー II』『theHunter』
Twitter:@cookieP_Sub

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