いま読まれている記事

2025年10月10日は「昭和100年10月10日」。数字のキリが良いだけだが、知っていると謎の特別感やノスタルジーが湧きそうな日

article-thumbnail-2510101j

2025年10月10日をもって「昭和100年10月10日」を迎えることがX上で話題となっている。

昭和は1926年(昭和元年)12月25日に始まった元号だが、1989年(昭和64年)1月7日まで続き、翌1月8日午前0時をもって平成に改元された。

つまり2025年(令和7年)は当然ながら昭和ではないものの、昭和元年(1926年)から数えれば「昭和100年」となる。

なお、内閣官房も「昭和100年」を記念して、政府で関連施策を推進するポータルサイトを開設している。ただし、2025年ではなく2026年に昭和元年(1926年)から起算して満100年を迎えるとしており、ロゴも「1926-2026」と表記されているようだ。

一方で2025年を記念すべき「昭和100年」として扱う企業やエンタメ作品も、今年は特に多かったのが記憶に新しい。

8月22日に公開された映画『大長編 タローマン 万博大爆発』は、まさに「昭和100年」の象徴的なエンタメ作品だ。

「大阪・関西万博(EXPO2025)」が開催中の2025年というタイミングで公開された本作は、舞台も1970年代頃に想像されていた未来像としての「昭和100年」。平成も令和も存在しない。

タイトルや太陽の塔といったモチーフからわかる通り、1970年に大阪で実際に開催された「日本万国博覧会(EXPO’70)」との繋がりが強い物語も展開される。

何かと元号を私物化することで有名な「仮面ライダーシリーズ」でも、昭和100年を意識したかのような玩具「DX昭和ライダーライドウォッチセット」が登場。2025年10月29日まで予約受付を行っている。

元々は平成ライダー第20作記念で放送された『仮面ライダージオウ』、そのファイナルステージ(外伝ストーリー)限定で登場したアイテム。栄光の七人ライダー(昭和ライダー)の力が込められている。

平成ライダー作品に登場する昭和ライダーモチーフのアイテムを令和に発売するという流れで非常にややこしいが、同シリーズではよくあることだ。

このファイナルステージでは2018年(平成30年)を「昭和93年」と称して平成も令和も否定しようとする敵が登場したため、歴戦のライダーファンも苦笑を隠せなかった。なぜ特撮作品が平成や令和をなかったことにしたがるのかは筆者もわからない。

「昭和100年10月10日」は数字のキリが良いだけで、何か特別な意味がある日というわけではないが、知らずに過ごせば損した気分にはなりそうだ。

また、細かい時刻も含めるのであれば「昭和100年10月10日10時10分」も存在する。ある意味では人生で1回しか訪れない瞬間であるため、謎の特別感やノスタルジーとともに楽しんでみてはいかがだろうか。

ライター
小学生の頃は「一太郎スマイル」のタイピングゲームでランキングを席巻することでしか己を証明できませんでした。現在は「広く深く」をモットーに好きなこと・できることを拡大中。積みゲーが多い中、ポケモンだけは万劫末代まで入れ込み続けると思います。

この記事に関するタグ

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ