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東京大学の広報誌が「ゲーム」を特集、無料でWebから読むことが可能。『ポケモン生態図鑑』に関連した「株式会社ポケモン」や格闘ゲーマーのときど氏のインタビュー、さらにはゲーム研究や人工知能などに関する多数の記事が掲載

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東京大学は、10月1日、広報誌「淡青」の51号にて「ゲームと東大」を特集した。

PDFの無料ダウンロードのほか、Webブラウザから無料で閲覧が可能だ。

「淡青」は、東京大学広報室が年に2回発行している広報誌。

今回はゲームに関わるさまざまな分野の研究・教育活動から、東大出身のゲーム開発者やゲームプレイヤー、学生や教員が作った各種ゲームまで、「ゲーム×東大」に関わる数多のトピックを集めて紹介している。

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(画像は広報誌『淡青』51号(ゲーム号)を発行 | 東京大学より)

生態学や行動学の視点からポケモンを分析した書籍『ポケモン生態図鑑』に関連した株式会社ポケモンの米原善成氏と、イラストレーターのきのしたちひろ氏のインタビューや、「東京大学ゲーム研究室」を主宰するゲーム研究家の吉田寛氏、ゲームの人工知能を紹介した三宅陽一郎氏のコラムなどが読めるものとなっている。

このほか『スイカゲーム』開発者の程涛氏、ゲームプレイヤーでは格闘ゲーマーのときど氏、麻雀プロの新倉和花氏への取材などが読めるものとなっている。

特集項目は以下のとおり。

[ 特集 ]
ゲームと東大
(遊び+ルール+ゴール)×大学で導き出される答えは?

多才大学院生棋士×愛棋家政治学者対談/谷合廣紀×境家史郎
将棋の授業で新しい頭の使い方を習得/金子知適
囲碁を一から学べる全学ゼミナール/森畑明昌
『ポケモン生態図鑑』の2人の博士に聞け/米原善成×きのしたちひろ
画面から広がるデジタルゲーム研究の世界/吉田寛
ゲームを制御するAIは現実のスマートシティをも司る?/三宅陽一郎
「人狼」をプレイする人工知能とは?/鳥海不二夫
ゲームをプレイしながら聞く特殊な音楽体験を考える/山上揚平
ボードゲームからビジネスまで多分野で有用なゲーム理論/野田俊也
生活に支障をきたすほど没頭してしまうゲーム依存症/大野志郎
信長の研究者が『信長の野望』を30年ぶりにプレイしてみた/金子拓
『ポケモンGO』が中高年の歩数を増やしていた/樋野公宏
生物の謎解明はポケモンへの関心から始まった/川口喬吾
科学と社会の課題を炙り出す推理ゲーム『nocobon』とは?/江間有沙
広報ツールからRRI教材へ進化した『ひみつの研究道具箱』/松山桃世
合理より情熱を選んだ伝説の格闘ゲーマー/ときど
「勝ち」を取りに行く異色の経歴の麻雀プロ/新倉和花
『スイカゲーム』で家族団欒のひとときを/程涛
ウェブメディアの極意が女性向けゲームに結実/中島瑞木
中山未来ファクトリープロジェクトとは?|東大生が開発したゲームたち

[ 連載 ]
東大の宝/南極から帰還した萩原式電磁地震計(古村孝志)
研究室発グッズ集/酵素で誕生した焼きあごだし(大西康夫)
シリーズ東大基金/インクルーシブ社会のためのDO-IT基金(近藤武夫)

「ゲームと東大」を特集した広報誌「淡青」51号は、公式サイトから無料ダウンロードが可能だ。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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