10月22日、NetflixはAsmodee社との新たなパートナーシップに基づき、世界的に人気のボードゲーム『CATAN(カタン)』に関する独占的なグローバル映像化権を獲得したと発表した。
この契約に基づき、実写およびアニメーションによる映画やドラマシリーズ、さらにはリアリティ・ドキュメンタリー番組など、複数のプロジェクトが計画されている。1995年にクラウス・トイバー氏によって「The Settlers of Catan」として発売されて以来、同ゲームが映像化されるのはこれが初めてとなる。

「カタン(カタンの開拓者たち)」は、入植者たちが資源豊かな無人島「カタン島」を舞台に、島から産出される「木材」「レンガ」「羊毛」「小麦」「鉱石」といった資源を収集・交渉しながら、街道や開拓地、都市を建設していく戦略ボードゲームである。
プレイヤーはサイコロの出目によって資源を得るが、時には他プレイヤーとの資源交渉や同盟関係の構築・決裂が勝利の鍵を握る。この戦略性と交渉、そして世界構築の要素が組み合わさったゲーム性は、世代や文化を超えて親しまれており、これまでに全世界で累計4500万本以上を販売し、40以上の言語に翻訳されているという。
今回の映像化プロジェクトでは、このカタン島の世界観や物語が詳細に描かれることになる。
Netflixはこれまでにも『Arcane』や『Castlevania』、『Exploding Kittens』など、ゲームを原作とした映像作品を手がけており、『カタン』シリーズもそのラインナップに加わることになる。
現時点では、各プロジェクトの具体的な配信時期やキャスト、スタッフなどの詳細は明らかにされていない。世界的な人気を誇るボードゲームがどのように映像化されるのか、今後の続報が待たれる。