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“正気”の維持が生存に直結するオープンワールドサバイバルゲーム『Unhinged』が発表。2027年より早期アクセスが配信予定。1990年代を思わせるレトロフューチャーな島を探索し、得体の知れない存在を退けながら、バランスの良い食事で精神を保つ

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イギリス・ロンドンのデベロッパー Unifiq Games は、オープンワールド・サバイバルクラフトゲーム『Unhinged』を発表した。本作は2027年にSteamでアーリーアクセス版の配信を予定しており、価格は19.99ドル。正式リリース時には24.99ドルとなる見込みだ。

舞台は、1990年代の終末世界。巨大テック企業が支配する孤島で、プレイヤーは実験の被験者として目を覚ます。脱出のためには、「クロノ・トライアル」と呼ばれる企業による危険な試練を乗り越えなければならない。

プレイヤーはレトロフューチャーな島を探索し、資源を集めてツールを作り、電力を確保しながら拠点を築く。モジュール式のパーツを組み合わせて装置や車両を構築できるなど、クラフト面では高い自由度が特徴だ。

しかし、本作の最大の焦点は、空腹や喉の渇きよりも“正気”の維持にあるようだ。複雑なサニティシステムがプレイヤーの行動に常に影響を与え、脳内化学のバランスが崩れれば、現実と幻覚の境界が曖昧になっていく。

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調理、茶のブレンド、薬の合成など、化学的なクラフトを通じて精神を保つ方法を探る必要がある。失敗すれば死を招き、成功すれば超人的な効果を得ることもあるという。

島各地には、企業が用意した「試練(トライアル)」が点在しており、プレイヤーの創意工夫とシステム理解が試される。さらに、拠点をパイプやコンベアで連結し、作業を自動化することも可能。生存と効率化の両立を図りながら、理性の限界へと迫っていく。

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『Unhinged』はUnreal Engine 5で開発中。現在はプレアルファ段階で、PC版を軸に開発が進められているが、1.0版ではコンソール向けの展開も検討されている。9平方キロメートルに及ぶオープンワールドを、30時間以上かけて探索することができるという。

公式サイトやSteamストアページでは、開発初期段階の映像や最新情報が公開中だ。プレイヤーの精神を揺さぶる“正気優先型”サバイバル体験の全貌は、今後の続報で明らかになるだろう。

ライター
ゲームの好きなところは、誰でも主人公になれる公平さ。 子供の頃よりも現実に直面する場面が多いから、束の間にゲームをする。 お気に入りのゲームは『UNDERTALE』

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