読売新聞ほか報道各社は11月3日、日本政府が令和7年秋の受勲受章者を発表したと報じた。今回の発表では、『ドラゴンクエスト』シリーズで知られるゲームデザイナーの堀井雄二氏に旭日小綬章が贈られることが明らかになっており、これはゲームデザイナーとしては初の快挙となる。
堀井雄二氏は1986年発売の『ドラゴンクエスト』にてシナリオ・ゲームデザインを担当し、その後もシリーズに関わり続けているゲームデザイナーである。特にナンバリング3作目にあたる『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、社会現象となるほどの人気を得た。
同氏は2025年に入ってからも『ドラゴンクエスト』シリーズのみならず新作のゲーム開発にも携わっており、約40年近く第一線で活躍し続けるクリエイターだ。
今まで開発自体を内緒にしてきましたが、ついに発表することができました! しかも発表と同時に発売日を告知、予約も受け付けです。びっくりしたでしょう。オリジナルよりも、かなり遊びやすくなっているので、初めての人も、かつて挫折した人も、期待して待っていてくださいね。 https://t.co/FJaZyHnx19
— 堀井雄二 (@YujiHorii) September 12, 2025
内緒にしてきましたが、なんと金城宗幸さんと一緒に、新作ゲームづくりに参加させてもらっています。実況されて面白いゲームというコンセプトですが、プレイすると友情が壊れるかも知れませんね。金城さんの世界観もとても魅力的です。皆さん、お楽しみに。 https://t.co/46oOa3GBFg
— 堀井雄二 (@YujiHorii) April 30, 2025
今回の受章に際して堀井氏は自身のXにてコメントを発表している。その中では、これまでの作品に関わったスタッフやプレイヤーへの感謝の言葉を述べるとともに、ゲームに対する思いと今後の作品づくりについて語っている。
なんと、本日、旭日小綬章をいただくことが出来ました。 pic.twitter.com/4EQsz10Q9O
— 堀井雄二 (@YujiHorii) November 3, 2025
また、今回の受章を受けて、ゲーム業界からもお祝いの声が集まり始めている。記事執筆時点では、『SaGa』シリーズのプロデューサーである河津秋敏氏や、堀井氏がシナリオ監修した『クロノ・トリガー』ディレクターの時田貴司氏らがXでコメントをポストしており、今後もさらに広がりそうだ。
堀井さん、河津です。旭日小綬章受章おめでとうございます。これからもドラクエの新作をドンドン作って下さい!
— 河津秋敏 (@SaGa30kawazu) November 3, 2025
堀井さん、豪ちゃんおめでとうございます!! https://t.co/fH7E6impgf
— Takashi Tokita / 時田貴司 (@Takashi_Tokita) November 2, 2025
くわえて、今回の秋の受勲では、マンガ家の永井豪氏が旭日小綬章を受章したことも発表された。同氏の作品を扱う株式会社ダイナミックプロダクションは公式Xにて永井豪氏のコメントを発表している。
永井豪氏は『キューティーハニー』『マジンガーZ』『ハレンチ学園』『デビルマン』などを代表作とするマンガ家。同氏のマンガ作品にはバイオレンスな表現からきわどい描写・ギャグまで幅広い表現がなされており、その内容は現代のマンガ家まで大きな影響を与えている。
