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『Cod』シリーズの生みの親、Vince Zampella氏が交通事故で死去、55歳。『タイタンフォール』『エーペックスレジェンズ』などヒット作を手掛け、近年携わった『バトルフィールド 6』も大きな成功を収める。現代のFPSをけん引し続けてきたビデオゲーム業界の巨匠

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『コール オブ デューティ』シリーズの共同制作者であり、Respawn Entertainmentの創設者でもあるヴィンス・ザンペラ氏が死去したことが12月23日、明らかになった。55歳だった。

同氏は『エーペックスレジェンズ』『タイタンフォール』などのヒット作で知られ、近年は『バトルフィールド』シリーズの再建に尽力していた。

NBC Los Angelesなどの海外メディアの報道によると、ザンペラ氏は昨日、ロサンゼルスで自動車事故に巻き込まれ、帰らぬ人となったという。現代のFPSジャンルを牽引し続けてきた重要人物の突然の訃報に、ゲーム業界全体が深い悲しみに包まれている。

ザンペラ氏は、世界的な人気を誇るFPS『コール オブ デューティ』シリーズの生みの親の一人だ。スタジオInfinity Wardを設立し、2003年に同シリーズの第一作目を世に送り出した。

その後も同スタジオを率いて『モダン・ウォーフェア』シリーズなどで大きな成功を収め、「ミリタリーシューター」というジャンルにおいて確固たる地位を築き上げた。

『Cod』シリーズや『Titanfall』『Apex Legends』などヒット作を手掛けたVince Zampella氏が死去_001
(画像はSteam『Titanfall 2』より)
『Cod』シリーズや『Titanfall』『Apex Legends』などヒット作を手掛けたVince Zampella氏が死去_002
(画像はSteam『エーペックスレジェンズ』より)

その後、ザンペラ氏はRespawn Entertainmentを共同設立し、新たな挑戦を開始した。同スタジオでは、巨大ロボットが登場するFPS『タイタンフォール』シリーズや、世界的なブームを巻き起こしたバトルロイヤルゲーム『エーペックスレジェンズ』など、多くのヒット作に携わった。

『Cod』シリーズや『Titanfall』『Apex Legends』などヒット作を手掛けたVince Zampella氏が死去_003
(画像はSteam『Battlefield 6』より)

2017年にEAが同スタジオを買収した後もリーダーシップを発揮し続け、2021年からは『バトルフィールド』シリーズの再建を任されていた。今年発売された『バトルフィールド 6』は商業的にも大きな成功を収めており、同氏の手腕が改めて評価されていた矢先の出来事であった。

The Game Awardsの主催者であり、ジャーナリストのジェフ・キーリー氏は自身のXで追悼の意を表している。キーリー氏はザンペラ氏を「ビデオゲーム業界の巨匠」と称え、才能を見抜く力とクリエイターに自由を与える姿勢を持った先見の明ある経営者だったと振り返った。

また、常にプレイヤーを第一に考え、誠実さと透明性を重視していた彼の人柄を偲び、「彼は現代で最も影響力のあるゲームのいくつかを生み出したが、彼の最高傑作は、まだこれから生まれるはずだった。それをプレイできないことが悲痛でならない」とコメントしている。

ライター
物心ついたころからFFとドラクエと共に育ち、The Elder Scrolls IV: オブリビオンで洋ゲーの沼にハマる。 ゲームのやりすぎでセミより長い地下生活を送っていたが、最近社会にリスポーンした。 ローグライクTCG「Slay the Spire」の有志翻訳者。
Twitter:@Gre_zzz

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