4月11日、中国の高性能ロボットメーカーであるUnitree Roboticsは、ヒト型ロボット「H1」が陸上トラックを秒速10メートルで疾走する映像を公開した。
同社は動画の概要欄にて「世界チャンピオン級のスピードで走る!」と力強くアピール。映像では、二足歩行のロボットが凄まじいスピードと安定感でトラックを駆け抜ける様子が確認できる。
この衝撃的な映像に対し、コメント欄では「次回のロボット・オリンピックはすごいことになるぞ!」「ウサイン・ボルト級に速いってこと?」「中国が優勝しそう」といった驚きの声が相次いだ。
今回公開された「H1」は、全長180センチ、重量約62キロのヒト型ロボットだ。競技用として頭部と手が取り外された状態になっており、秒速10メートルという驚異的な走行性能を誇っている。
ロボット産業の発展に注力している中国では、4月19日にヒト型ロボットによるハーフマラソン大会の開催も予定されており、脚式ロボットの技術開発が国を挙げて急速に進んでいることがうかがえる。

「H1」を開発したUnitree Roboticsは、被災地の救助用から産業用まで、高性能な四足歩行ロボットやヒューマノイドロボットなどを手がける会社だ。
同社はモーターやセンサー、制御アルゴリズムといったロボットのコアコンポーネントをすべて自社で研究開発。その技術力は多方面で高く評価されており、これまで冬季オリンピックの開会式やスーパーボウル、アジア競技大会といった数々の世界的なビッグイベントにも招待されてきた実績を持つ。
また、エンターテインメント分野だけでなく、電力検査、測量、公共救助といった過酷な現場や、農業・産業分野などにも自社のロボットを導入している。
一例として、3月には実際に「功夫(カンフー)」を披露する人型ロボットも公開され、中国で大きく話題を呼んだ。
「H1」の映像は公式YouTubeチャンネルにて視聴可能だ。
