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『メトロ』シリーズ新作『METRO 2039』今冬に発売決定。ガスマスク姿の主人公「ストレンジャー」が登場するゲームプレイ映像も公開

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4月17日、Xboxの公式YouTubeチャンネルで配信された「Xbox First Look:METRO 2039」にて、『メトロ』シリーズの完全新作FPS『METRO 2039』の新映像が公開された。

本作はXbox Series X|S、PC(Steam、Epic Gamesなど)、PS5に向けて2026年冬に発売される予定だ。

今回はゲームのプレイ映像が一部公開され、開発陣営のキーマン3名が登壇。本作の過酷な世界観や、現実の戦争という途方もない困難のなかで開発をつづける彼らの思いが語られた。

開発陣
エグゼクティブプロデューサー JON BLOCH氏(以下、JON氏)
CO-クリエイティブディレクター&リードオーディオデザイナー PAVEL ULMER氏(以下、PAVEL氏)
クリエイティブディレクター ANDRIY MLS SHEVCHENKO氏(以下、ANDRIY氏)

まず映像では、ガスマスクを装着した男が、軍服を着た者たちにさらわれる子どもたちを救おうと奮闘する精神世界のようなシーンが見られる。強制的に教室のような場所に収容された子どもたちには、ただひたすらに敵を倒し続けるというプロパガンダ教育が施されていた。

場面は一転し、荒廃した世界で目覚める主人公。空にはドラゴンのような姿の生物が飛ぶ姿も見られた。 このように主人公「ストレンジャー」は暴力的な悪夢に悩まされており、二度と戻らないと誓ったはずのメトロへと旅立つこととなる。

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(画像はYouTube「Xbox First Look: METRO 2039」より)

映像が終わると、プレゼンテーションの幕開けとともに本作のエグゼクティブプロデューサーのJON氏が挨拶を述べ、数年間にわたり取り組んできた本作のファーストルックを公開できる喜びを語った。

続いてCO-クリエイティブディレクターのPAVEL氏が、本作の舞台がモスクワの地下鉄であることと、そこは核被害のあとに希望が失われていると説明した。

また、クリエイティブディレクターのANDRIY氏は、本作の地下には派閥やコミュニティが存在しており、新たな指導者の下に統一されていると解説。彼らが率いる者たちは人々に地上での新生活を約束するが、現実は異なっていたという。

ANDRIY氏は、「本作の人々はプロパガンダ、偽情報、そして恐怖に溢れたメトロの中に閉じ込められています。“敵ならば殺せ”という残忍な信念のもとで、常に苦しんでいるのです」と語った。

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(画像はYouTube「Xbox First Look: METRO 2039」より)

PAVEL氏は、これまでの『メトロ』シリーズは常に「戦争を防ぐこと」をテーマにしていたという。しかし、2022年のロシアによるウクライナ全面侵攻がゲームのテーマを根底から変えてしまったと語る。

4A Gamesはウクライナで設立され、現在も過半数の開発スタッフがウクライナ人である。映像で、彼らは停電に悩まされ発電機を用いてゲーム開発を続行し、ドローン攻撃の脅威に晒されながらも手を止めることはなかったという。

さらに、本作は初期のレイトレーシング技術を開拓した独自の「4Aエンジン」を再構築して開発されている。JON氏は、自社で制作したエンジンだからこそ制限されることなく息をのむほど美しい体験を実現できていると自信を見せた。

そして、ANDRIY氏が本作のマップデザインにおいて「本作に使い回しのものは一切ありません」と徹底したこだわりを明かした。 テーブルにこぼれたお茶、未完成のカードゲーム、床中に散らばった薬莢。それらはたった一行のセリフがなくても、そこで何が起きたのかをプレイヤーに克明に伝えるための仕掛けであるようだ。

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(画像はYouTube「Xbox First Look: METRO 2039」より)

プレゼンテーションの終盤では、本作の根幹にある原作者との絆について触れられた。本作は、ロシアのウクライナ侵攻を公然と批判し、母国からの亡命生活を送っている作家ドミトリー・グルホフスキー氏の小説からインスピレーションを得ている。

JON氏は、「彼の勇気あるスタンスは代償を伴いました。私たちは、自由と真実という共有の価値観で結ばれ、共にこの新しい物語を作り上げました。沈黙の代償、専制政治の恐怖、自由の代価。プレイヤーには、それが何を意味するのかを深く理解して帰ってほしいと願っています」と語る。

最後にPAVEL氏は「コミュニティや家族、そして私たちの祖国を守る者たちへ」と、深い感謝を捧げた。映像は、実際のゲームプレイとシネマティックをミックスした初めてのインゲーム映像の上映をもって幕を閉じている。

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(画像はYouTube「Xbox First Look: METRO 2039」より)

編集・ライター
『MOTHER2』でひらがなを覚えてゲームと共に育った生粋のゲーマー。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。『Divinity: Original Sin 2』の有志翻訳に参加し、『バルダーズ・ゲート3』が日本語化される前にひとりで全文翻訳してクリアするほどRPGが好き。 『ゴースト・オブ・ツシマ』の舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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